帽子は髪や頭皮にどんな影響を与えるの?被るときの注意点は

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帽子は髪の乾燥や切れ毛、変色を軽減することができる

帽子が髪や頭皮にとって良くないと思っているあなたへ。

帽子で髪が蒸れると良くないと聞いたことがある頭皮が蒸れると抜け毛が増えるんじゃない?だから日差しが強くても帽子は被らない方がいい

もし、あなたがこんな風に信じているのなら、すぐにこのコラムに目を通してください。なぜなら、これからほんの短い時間で、毛髪診断士の私が帽子に関する正しい情報をご紹介させていただくからです。

このコラムを読んでいただければ、あなたも以下の髪への危険を防ぐことができるでしょう。

髪の乾燥切れ毛髪の変色

この3つの髪への危険は、外出時に帽子を被るだけで軽減することができます。そして…周りの人たちが紫外線で髪を傷めていく中、あなたの髪だけはダメージを抑えることができます。

強い紫外線はあなたの髪から、水分を奪い、髪の強度を低下させ、髪を赤茶色に変色させていきます。さらに、海やプールなどで髪が濡れた状態で紫外線を浴びた場合、髪はよりダメージを受けてしまいます。

だからこそ、帽子はとても重要で、しかも簡単に行える紫外線対策になるのですが、あなたはこんな心配をしているかもしれません。


帽子で気になる頭皮の蒸れ…でも汗や湿度は抜け毛には関係ない

もしかしたら、これが帽子を被ることへの最大の抵抗感かもしれませんね。いくら紫外線から髪を守って、皆より美しい髪を手に入れたとしても、抜け毛が増えてしまっては意味がありませんよね。

でも安心してください!帽子で頭皮が蒸れようが、あなたの抜け毛は増えません。脱毛に汗や湿度は関係ないんです。ですので安心して帽子を被ってください。

とはいえ…


髪の毛を一定方向に力を加え続けることで起こる「牽引性脱毛症」にご注意!

それは「牽引性脱毛症」です。この脱毛症は、髪の毛を一定方向に力を加え続けることで起こる脱毛症です。帽子の場合、生え際や分け目に力がかかりやすくなりますので、これには注意が必要です。

また、牽引性脱毛症はポニーテールのように髪を束ね続けていても起こることのなる脱毛症となっています。


もし牽引性脱毛症になってしまたら?力を加えるのをやめる!

今すぐ髪に力を加えないようにしてください。そうすれば自然と回復していきます。帽子の場合、室内で被り続けることは少ないと思いますので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。

いかがでしょうか?帽子に対するイメージは変わったでしょうか?おそらく帽子はあなたが思っている以上に優秀なヘアケア用品となっております。ぜひ、今日から外出時には帽子を取り入れてみてください。


【長谷川 誠:毛髪診断士】


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