ワークショップイベント「Project Meeting Tokyo」が開催 −落合陽一氏×学生20名で“人類が見たことのないカタチ”を制作−

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TDK株式会社は、2017年12月10日(日)に「GOOD MORNING CAFE 千駄ヶ谷」にて、未来を担う学生と落合陽一氏によるワークショップイベント「Project Meeting Tokyo」を開催した。

今回のイベントは、2017年11月8日(水)に始まった未来をひきよせるプロジェクト“TDK Attracting Tomorrow Project”のひとつである最新プロジェクト“Silver Floats(シルバーフローツ)”の展開の一環として実施。

抽選で選ばれた約20名の学生が“人類が見たことのないカタチ”の制作を目指してワークショップに取り組んだ。

“Silver Floats”は、アンディ・ウォーホルの制作したインスタレーション作品である“Silver Clouds”から着想を得て始まったプロジェクト。

当時、薄膜のアルミ風船にヘリウムを入れることでしかものを浮かせることができなかった浮揚技術も、現在は最適化計算することによって、“自由なカタチ”のものを浮かせることが可能となった。

今回のワークショップでは、学生からの自由な発想をもとにした、今後の浮揚実験の参考となる“人類の見たことのないカタチ”を、当日用意された10台の3Dプリンターを使って具体化した。

参加した学生には、落合氏から「日常と非日常の間にある未知なる物をカタチにする」といった難題が提示された。様々なパーソナリティを持つ学生たちでの意見交換や、落合氏からのアドバイスを通して、各自の価値観からカタチを構想。

例えば、空を飛べて、陸を歩けて、水中を泳げる「足の付いたドローン」など、ユニークなアイデアが多数飛び交った。


落合氏は、最後の講評で「皆さんから出てきたアイデアを参考にしながら、これまで我々が重力下で作ってきた工業製品が持っているものとは全然違うベクトルのものが作れるといいなと思っています。」と今後のプロジェクトへの抱負を語った。

“Attracting Tomorrow Project”の展開はTDK株式会社のブランドサイトにて随時発表される。

ReadWrite編集部
[原文4]