日東製粉<2003>と三共<4501>子会社の富士製粉<2007>は13日、来年4月1日に両社が合併すると発表した。日東製粉と存続会社とし、合併後の新会社名は「日東富士製粉」となる。新会社の社長に、日東製粉の近藤和威社長が就任し、副社長には富士製粉の武政亮佐社長が就く予定。

  両社によると、製粉業界は現在、小麦粉の需要増加に多くを期待できず、自由化など制度面の見直しが検討されているほか、輸入調製品の増加や販売競争が激化しており、両社の経営を統合して、事業規模の拡大を図ることで市場シェアの拡大や生産体制の増強、効率化を進めることが不可欠と判断したという。

  合併後の業績見通しについては、2007年3月期の連結売上高を490億円、経常利益を18億円、最終利益を11億円と予想、翌2008年3月期の売上高は510億円、経常利益21億円、最終利益13億円とし、2009年3月期については、売上高520億円、経常利益23億円、最終利益14億円を見込んでいる。【了】