Photo by Kara Allyson(写真はイメージです)

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 11月8日深夜放送の『リトルトーキョーライフ』(テレビ東京系)にて、「Hey!Say!JUMPデビュー10周年記念スペシャル」が放送された。彼らが生まれ育った“平成”の時代を振り返るロケが行われたとともに、スタジオライブまであった特別版。しかしその内容に、ファンからは不満の声が噴出している。

 まずファンからの不満の声が上がったのは、メンバーの扱いが不平等だったという点。番組では、メンバー全員とお笑い芸人の麒麟・川島明が「平成を騒がせた残念な人10人に会いに行く」というバスツアーロケを敢行。まずは元東京都知事の舛添要一氏にインタビューしに行くことになったのだが、その際に川島が「スター行って来い!」といって山田涼介を指名する。「スターなんかじゃない……!」と山田本人はその扱いを否定するも、有岡大貴から「スターって言われて振り返ったじゃねーかよ!」とツッコまれ、山田が舛添氏に声をかける流れになっていた。

 また、テレビ東京の旧本社を訪れたメンバーは、そこで収録が行われていたバラエティ番組『Ya-Ya-yah』(2003年〜07年)内でのジャニーズジュニアオーディションの様子を振り返ることに。同番組には薮宏太と八乙女光がレギュラー出演していたのだが、ここで取り上げられたのは11歳のころの山田のみ。その他のメンバーはというと、「山田以外のメンバーも、なんやかんや立派に成長」というナレーションとともに、それぞれ数秒間、幼いころの映像が流されるだけという扱いであった。

 これには山田以外のファンから不満の声が上がっており、「結局なにをやっても山田くんばっかりなんだよなあ……」「懐かし映像、一瞬すぎない!? テレ東だったらもっといっぱい映像持ってるはずじゃん!?」「山田さん以外のメンバー、扱いが雑すぎません?」と衝撃を受けるファンが見受けられた。

 さらに今回の“目玉企画”である「10周年スペシャルライブ」では、番組協力に参加したファンの姿が「邪魔」との声が多々。JUMPメンバーはステージや客席でパフォーマンスを繰り広げていたのだが、ファンが持つペンライトがたびたびカメラに映り込み、メンバーの顔にまで被ってしまうこともあった。その一方、ファンの顔がバッチリ映りこむカットがあったため、「番協じゃなくてメンバーを映して!」「番協のファンが気になってライブに全然集中できない……」「ペンライトが邪魔すぎる! これがコンサートだったらキレてるわ」などといった不満の声が続出していた。

「Hey!Say!JUMPデビュー10周年記念スペシャル」と銘打たれた放送だったため、「期待しすぎた……」「不完全燃焼だわ〜」と“肩透かし”を食らった印象のファンは多いよう。別の番組で、10周年のお祝いを期待したいところだ。

文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。