Windowsのスクリーンショット方法どこまで知っている? 多彩になった画面を画像ファイルにする基本ワザ

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Windowsの画面を画像ファイルにすることは、Windowsの標準機能だけで可能だ。
よく知られた2つのキー操作以外に、Windows 8およびWindows 10以降で利用可能になったキー操作もあるので、まとめて覚えておくと便利だろう。

ここでは、Surfaceも含めて、Windowsで画面を画像ファイルにする方法を整理した。

●画面全体/アクティブウィンドウを画像にする
Windowsの画面を画像ファイルにするニーズはけっこう多い。
・操作方法を誰かに説明する
・表示されたエラーメッセージを画像にしてサポートに送る
・Webブラウザで表示した地図や商品、Webサイト画面を文書に貼り付ける
といったことは、仕事や個人の作業でもよく必要になる。

そんなとき覚えておきたいのが、Windowsに標準で用意されている画面キャプチャの方法だ。
まず、最も基本となるキー操作が、次の2つだ。

・[PrintScreen]キー
・[Alt]+[PrintScreen]キー

[PrintScreen]キーだと全画面、[Alt]+[PrintScreen]キーだとアクティブになっているウィンドウだけが画像としてクリップボードにコピーされる。
コピー後、ペイントなどの画像編集ソフトを起動し、[Ctrl]+[V]キーで「貼り付け」を行えば、画像が貼り付けられる。あとは、画像ファイルとして保存すればいい。

なお、[Alt]+[PrintScreen]キーは、
アプリケーションのダイアログボックスを開いた状態で押せば、ダイアログボックスだけをクリップボードにコピーできる。


この状態で[PrintScreen]キーを押す。



ペイントを起動して[Ctrl]+[V]キーを押すと、デスクトップ全体が画像として貼り付けられる。



この状態で[Alt]+[PrintScreen]キーを押す。



ペイントを起動して[Ctrl]+[V]キーを押すと、ダイアログボックスだけが画像として貼り付けられる。


●画面全体をpng形式の画像ファイルにする/範囲を選択して画像にする
前述の2つは、初期のWindowsから用意されているよく知られたキー操作だが、Windows 8以降では、以下のキー操作も使える。

・[Win]+[PrintScreen]キー

[Win]キーを押しながら[PrintScreen]キーを押すと、一瞬、画面全体が暗くなってすぐに戻る。
そして、「ピクチャ」フォルダに「Screenshots」というフォルダが自動的に作成され、「スクリーンショット(1)」「スクリーンショット(2)」……というファイル名でpng形式の画像ファイルが作成される(ファイル名末尾は自動的に連番になる)。

この方法だと、画像ファイルが自動的に作成されるので、わざわざペイントなどの画像編集ソフトを利用する必要もない。


[Win]+[PrintScreen]キーを押すと、デスクトップ全体がキャプチャされて、「ピクチャ」フォルダの「Screenshots」フォルダに「スクリーンショット(1).png」「スクリーンショット(2).png」……というファイル名で保存される。


もう1つは、2017年4月にリリースされたWindows 10 Creators Update」(バージョン1703)以降で利用可能になった次のキー操作だ。

・[Win]+[Shift]+[S]キー

[Win]+[Shift]+[S]キーを押すと、画面全体が白くなる。
その状態でマウスをドラッグして範囲選択すると、選択したエリアだけが画像としてクリップボードにコピーされる。あとは、ペイントなどの画像編集ソフトに貼り付けて画像ファイルとして保存すればいい(自動で画像ファイルとして保存される機能はない)。


[Win]+[Shift]+[S]キーを押すと画面全体が白くなる。そのあと、ドラッグして範囲選択する。



ペイントを起動して[Ctrl]+[V]キーで貼り付けると、選択した範囲が画像として貼り付けられる。


●Surfaceの本体だけで画面キャプチャする方法
なお、Surfaceの場合は、本体だけでキャプチャする操作も用意されている。
本体正面にWindowsボタンが付いているSurface Pro3までであれば、次の操作で「ピクチャ」フォルダの下の「スクリーンショット」フォルダにデスクトップ全体の画像ファイル(png形式)が保存され、クリップボードにもコピーされる。

・本体のWindowsボタン+[ボリュームダウン]ボタン

 WindowsボタンのないSurface Pro4の場合は、次の操作となる。

・本体の電源ボタン+[ボリュームアップ]ボタン


井上健語(フリーランスライター)