友人も親類も。結婚式にサクラ200名招待で新婦激怒(出典:http://shanghaiist.com)

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3年間の交際の末に結婚を決意した中国・陝西省の男女。しかし男性は両親にも友人にもそれを伏せたまま“サクラ”ばかりを揃えて式を挙げてしまった。新婦は彼の裏切りに激怒して警察に通報。とんだ騒動となってしまったことを『中国新聞社/梳理天下新聞』が伝えた。

騒動が起きたのは陝西省西安のある結婚式場。Wangさん、Liuさんのカップルはこのほどめでたく式を挙げ、その披露宴は男性側の招待客が約200名と盛大な規模であったが、大学生から移民、労働者まで、彼らはすべて新郎であるWangさんがWeChatおよび声掛けにより雇ったサクラであった。

宴もたけなわ、新婦のLiuさんが新郎側の招待客と談話を始めるようになると、それが少しずつほころびを見せ始める。新郎についての話題になると何も知らないだけに、“友人”たちは所々でボロを出してしまう。また不信感の最大の原因は、新郎の両親が交通事情を原因に会場入りすらしていないこと。ついに新婦は彼の招待客のすべてがサクラという事実に気づき、甚だしい侮辱だとして通報。Wangさんは警察官に腕を引かれて会場を去っていった。

すぐさま式場に駆け付け、サクラとして雇われていた2人の若い女性にインタビューしたメディア。「80元(日本円にして約1300円)で雇われたの。新郎が誰かも当日まで知らなかった」と漏らしている。警察には「両親は地元の女性と結婚するよう強く勧めてくるため、極秘結婚するしかなかった」と訴えた新郎。しかし3年間と交際が長いこともあり、警察および世間は何か隠したい過去、あるいは特別な問題を持った友人、親類がいることが原因ではないかとみているようだ。

結婚式に絡む珍しい話題がたびたび発信されている中国。結婚式に向かう途中でひどい渋滞に巻き込まれ、トンネル内で式を挙げてしまったカップルもいれば、バイクで会場に向かっていた新郎新婦について、ウェディングドレス姿の新婦がちょっとしたはずみで見事に転げ落ちる様子が動画で配信されたこともある。

出典:http://shanghaiist.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)