李徳行報道官(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】米国が北朝鮮の核施設を精密攻撃した場合、中国政府は介入しないとする中国メディアの報道について、韓国統一部の李徳行(イ・ドクヘン)報道官は24日の定例会見で、「中国政府の公式の立場ではないため中国政府が公式に北の核施設爆撃を認めたと解釈することはできない」とした上で、「北の核・ミサイル挑発が北東アジアの平和と安定にとっての脅威であることを中国政府も認め、これを解決するために最大限の圧力を加えるもの」との見方を示した。

 また「米国と中国を含む朝鮮半島の周辺国は朝鮮半島の平和と安定のためには北の核問題とミサイル挑発問題が解決されなければならないと認識している」と話した。
 中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は22日、「米国が検討している北朝鮮の主な核施設などをターゲットとする『外科手術的な攻撃』に対しては、ひとまず外交的な手段で抑制を行うが、軍事的介入は不必要だ」と主張した。
 また北朝鮮が6回目の核実験を行えば中国は北朝鮮に対する原油の供給を大幅に縮小すると警告した。
 一方、25日に朝鮮人民軍創設85年を迎える北朝鮮の動向について李報道官は「まだ特別変わった動向はないものと承知している」と話した。一部では北朝鮮がこの日に合わせ6回目核実験の実施や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射などの挑発を行う可能性があるとの見方が出ている。
yugiri@yna.co.kr