男子プロゴルファーの松山英樹(レクサス)【写真:Getty Images】

写真拡大

マスターズでメジャー初制覇のガルシアに続く“大物”5選手とは…

 セルヒオ・ガルシア(スペイン)の初優勝で幕を閉じた男子ゴルフのマスターズ。通算74度目の挑戦で初めてメジャータイトルを手にしたことにより、メジャーV未経験の大物が一人減った形となったが、同じくV経験のない日本の松山英樹(レクサス)が「メジャーV未経験のベスト5選手」として米メディアに選出されている。

「メジャー優勝を未だ果たしていない最高のゴルファーは誰?」と特集したのは、米ヤフースポーツだ。

 記事では、ガルシアのマスターズVを受け、メジャー優勝の経験のない大物を「我々が選出した最高の5選手だ」として紹介している。

 松山は22歳の新鋭、ジョン・ラーム(アメリカ)、ガルシアより1歳上となる38歳の実力者、マット・クーチャー(アメリカ)に続く3位で選出されている。

 寸評では「過去18か月のパフォーマンスにより、日本人スターはこのリストで飛躍を見せている」と昨年から今年にかけ、着実に実力をつけていきたことに着目した上で、こう評している。

松山のリスト“卒業”に期待「メジャーで勝つことができるだろう」

「彼のパッティングは課題である。しかし、彼のスイングは非常に良く、メジャーのコースやフィールドで勝つことができるだろう」

 松山の課題とされるパットについて指摘しつつ、将来的なリスト“卒業”の可能性に期待している。

 さらに、ランキングではリー・ウエストウッド(イギリス)に続き、リッキー・ファウラー(アメリカ)を1位に選んでいる。

 記事では、14年に史上3人目となる4大メジャー全戦トップ5入りしたことに触れ、「メジャー制覇は間近に思えた。しかし、まだ優勝することができていない。ファウラーはメジャー制覇を成し遂げるだろう。考えれば考えるほど、リッキーはアメリカのセルヒオのような気がしてくる」と“第2のガルシア”に続く存在と期待した。

 松山は今大会、最終日に5アンダーと猛追を見せたが、1アンダーの11位タイで終了。全米オープン、全英オープン、全米プロゴルフ選手権と待ち受けるが、日本の25歳はガルシアに続き、メジャーのタイトルを手に入れることはできるだろうか。