「本食ぱん 角型・山型」(1本896円)。生地は同じで食感が異なる2種。角型は中がぎっしりでもちもち。山型はもちもちでありながらふんわり/本食ぱん 帝塚山ぱん士郎

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関西でここ2、3年パンブームを牽引しているのが、「高級食パン」の存在。そこで、編集部おすすめの高級食パンの最新店を紹介!

【写真を見る】その日の気温や湿度に応じて発酵状態を見極め。熟成後、石窯のオーブンで一定の赤外線熱を当てて焼き上げる/本食ぱん 帝塚山ぱん士郎

■ 国産小麦の旨味や風味をもちもち食感の生地に凝縮

「本食ぱん 帝塚山ぱん士郎」は、国産小麦でおいしいパンを作りたいという思いから、パンひと筋40年の職人の技術で作り上げた食パンの専門店。特徴はあふれる小麦の風味と、もちもちとした食感。小麦粉以外も使用しているのは国産の原材料のみ。米アメ、てんさい糖、沖縄産の塩、米油と体によい素材を組み合わせ、ほかにはない風味と食感に!

「本食ぱん 角型・山型」(1本896円)。生地は同じで食感が異なる2種。角型は中がぎっしりでもちもち。山型はもちもちでありながらふんわり。耳はパリッとサクサクに。「ゆっくり味わうと、小麦はもちろん米アメやてんさい糖の甘味も感じていただけると思います。厚切りのトーストにされる方は角型、耳までパリッと食べたい方には山型がおすすめです」と店長の前田恭宏さん。

その日の気温や湿度に応じて発酵状態を見極め。熟成後、石窯のオーブンで一定の赤外線熱を当てて焼き上げる。

もっちり弾力のある生地からは、ふわっと小麦の香りが。小麦粉は北海道産を2種ブレンド。最適な配合の割合や水の量などを約2か月研究。

店は路面電車の線路沿いにあり、外からも職人の姿が見える。当日でも予約可能なので、来店前に電話で確認を。

■食パンDATA<食パンの種類:2種 焼き上がり時間:開店から45分ごと 売切れ目安:17時30分〜18時 予約:可 取り寄せ:なし(3月に開始予定) おすすめの食べ方:1日目、2日目はそのままで、3日目は好みでトーストに。それ以降は冷凍保存を。

■ 小麦粉本来の旨味を引き出す独自の湯種製法でもっちり

「食パン専門 高匠」(高はハシゴダカ)の、熟練のパン職人がオリジナルの湯種製法で作る食パンは、工房で職人が作る焼きたてを直送。もっちりとした食感ながら食べやすい生地を目指して、小麦粉の質はもちろんキメの細かさにまで製粉の段階からこだわり、独自の製法が甘味を引き出している。

「湯種食パン(2斤)」(1本700円)。1斤は店頭販売のみで400円。一般的な食パン1斤約340g対して、高匠は2斤で約950g。小麦粉をたっぷり使うことで、濃厚な風味と食べ応えのある食感になる。

職人が小麦粉を熱湯でこねてデンプンの甘味を引き出す食パンは、大阪市内にある工房から1日2、3便焼きたてが届く。「店舗とは別の場所にある工房で食パンを焼いて運んでいます。店頭では、1斤でも販売していますのでお気軽にどうぞ」とスタッフの高山沙映奈さん。

パンをモチーフにしたロゴが目印。午前中までは当日の予約もOK。便数が限られているので予約がおすすめだ。

■食パンDATA<食パンの種類:1種 配送時間:10時、13時〜13時30分、15時30分(配送時間は日によって異なる) 売切れ目安16時 予約:可 取り寄せ:可(2斤のみ) おすすめの食べ方:1日目はそのまま、甘味の増す2日目はトースト、それ以降は冷凍保存を>

■ 驚くほどに耳まで柔らか!贅沢素材の優しい甘味を堪能

「Panya芦屋」のパンは、そのまま丸ごと食べたいふんわり食感。耳まで柔らかくておいしい、最上級の食パンは素材も完全無添加。厳選した小麦粉、コクを出す生クリームやバターなど素材のおいしさや風味を低温長時間熟成で引き出し、口溶けのよい生地に。口に入れると甘味がふんわり広がる。3月からお取り寄せも可能に!

「プレミアム(1.5斤)」(810円)。小麦とバターの風味が贅沢に広がり、甘味があるのがプレミアム。耳とは思えないほど柔らかく、朝食はもちろんおやつにも!

水分を含みやすい小麦粉を厳選してブレンド。バター、生クリームの配合も味の決め手。約15時間生地を寝かせる低温長時間製法で、型から出すとプリンのようにプルプルするほど柔らか。「少しの衝撃で形が崩れてしまうので、スタッフも細心の注意を払って扱っています。気を付けてお持ち帰りください」とスタッフの豊田怜花さん。

店は、JR芦屋駅直結のラポルテ東館を通過して北館へアクセス。食パンは、焼き上がり時間直後であれば購入できることが多いが、予約するのが確実。

■食パンDATA<食パンの種類:2種 焼き上がり時間:10時、11時、13時、14時30分 売切れ目安16時(週末はもう少し早いことも) 予約:可 取り寄せ:なし(3月に開始予定) おすすめの食べ方:1日目はそのまま、2日目はトーストでうっすら焼き目を、3日目以降は冷凍保存>【関西ウォーカー編集部】