日本の国民食ともいわれるラーメン。中国発祥の食べ物であるため、中国にも当然ラーメンは存在するが、日本のラーメンとの大きな違いの1つは時間をかけて作るスープにある。中国メディアの今日頭条は21日、中国人に日本の豚骨ラーメンの「忘れられないおいしさ」を伝え、日本に行けない人のために作り方をレクチャーする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の国民食ともいわれるラーメン。中国発祥の食べ物であるため、中国にも当然ラーメンは存在するが、日本のラーメンとの大きな違いの1つは時間をかけて作るスープにある。中国メディアの今日頭条は21日、中国人に日本の豚骨ラーメンの「忘れられないおいしさ」を伝え、日本に行けない人のために作り方をレクチャーする記事を掲載した。

 記事はラーメンについて、「日本を代表する麺料理」で、「日本に遊びに行ったら絶対に食べるべきオーソドックスな美食」と紹介。ラーメンの味は多種多様で、並んでも食べる価値があると絶賛し、日本を小さな国だと侮るべきではないとした。

 日本人なら、店で食べるようなラーメンを自宅で簡単には再現できないことを知っているものだが、筆者はどうしてもラーメンを食べに日本まで行けない人に味わってほしいのか、「九州発祥の豚骨ラーメン」の作り方を紹介した。

 記事が紹介したラーメンの材料は「チャーシュー」、「スープ」、「調味料」、「麺」、そして、「煮卵と海苔」だ。チャーシューは、新鮮な豚ブロック肉を江西省のサトウキビで作った氷砂糖に、濃口醤油とみりんで作ると紹介。ラーメン店で何十時間も煮込んで作るスープは家庭では難しいとしつつも「市販の豚骨スープ」を使えば何とかラーメンのスープが作れるとした。

 調味料については、ニンニクがたっぷり入った潮州の「ニンニクオイル」を使用し、麺は白象グループの「挂面」、それに地鶏の卵をチャーシューのたれにつけた「煮卵」と輸入物の「韓国のり」をのせれば日本の豚骨ラーメンの出来上がりだと紹介した。

 記事は、中国で売られている材料を使用して日本のようなラーメンを作る方法を伝授しているが、当然ながら日本のラーメンはそんなに単純なものではない。おいしそうではあるが、やはり本物の日本のラーメンを中国の家庭で再現するのは無理があると言わざるを得ない。本物の日本のラーメンを食べたかったら、やはり日本まで来て味わってもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)