「三船美佳 The Jewelry of Legacy」より

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 ミュージシャンでタレントの高橋ジョージ(58)が、娘と会えない理由は裁判所からの命令ではなかったとTwitterで明かし、物議を醸している。

 元・妻である三船美佳(34)との離婚が今年の3月に正式に成立した高橋ジョージは、愛娘の誕生日であった11月9日に「happy birthday!! 我が最愛の娘へ」とツイートした。その際に、愛娘とはもう2年半会っていない事実を明かしていた。

 当初は「裁判で決まったんだから諦めたほうがいい」などと批判的なコメントも寄せられたのだが、それに対して高橋は、28日に再度Twitterで「裁判所の命令なんてありません」と告白したのだ。この発言は、これまで裁判所の命令で娘に会えないのだと思っていた人を大きく驚かせただけに、三船に対する見解は大きく変化した。今回の離婚裁判でも、結果的に娘の親権は三船がとることとなったため、高橋は三船に対して「定期的に娘に会わせること」を離婚の条件として挙げていたというが、それさえも叶わなかったようだ。

 その背景には、裁判時に三船サイドが押し通した、「娘が父親に会いたがっていない」という主張が決め手になったというのだが、今となってはその主張も真実であったかは定かではない。専門家によれば、このような裁判時の発言は、片方の親が子供に口裏を合わせるようしつけている可能性もあり、信ぴょう性を判断するのは難しいのだという。

「今回の離婚裁判の目的は、三船が娘の親権を取るために起こしたようなもの。裁判に娘も巻き込み、“モラハラ”騒動などとあえて大騒ぎすることで高橋の印象を悪くさせ、娘に“パパには会いたくない”と言わせることが目的だった可能性も否定できない。裁判を通じて、いわば娘を洗脳するかのように高橋のイメージを貶めたため、そこに娘の意思が反映されているとは言い難いのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 今回の高橋の発言を受けて、そんな三船のしたたかさも明るみに出てきたことで、ネット上では高橋だけでなく「娘が一番の被害者」などと娘への同情の声さえ聞こえてきている。娘の本心が明らかになることはしばらくないだろうが、それを三船が遮り続けるようであれば、娘の気持ちが爆発する日もそう遠くはないだろう。

■性格の悪さにすでに干され気味か?

 そもそも今回の離婚裁判は、三船がキーワードとして挙げたモラハラの立証が柱になるのではといわれていた。しかし、モラハラの立証というのは難しく、訴訟も長期泥沼化する可能性が高かったことから、娘の親権を三船が得たことで手を引いている。

 しかし当時、親権さえ自分のものになれば「慰謝料も養育費も求めない」と発言した三船だったが、その後あっさりと財産分与の申請をしている。子供が一番と言いつつ、もらえるものはちゃっかりもらってやろうという魂胆が見え隠れする。

「一時の“離婚需要”がピークを過ぎ、世間からのイメージがすっかり悪くなってしまった三船は、テレビ業界でも露出が激減しています。いずれ金に困るのは目に見えるだけに、新たな金銭保証を求めて高橋に働きかける可能性は大いにありえます。しかし、今以上にイメージが悪化すればやがて娘も気づくでしょう。自ら高橋の元へエスケープを求める可能性だってあります」(前出・芸能記者)

 一連の離婚騒動で三船は大きな信頼を失ってしまった。明暗を分け始めた“元・おしどり夫婦”からまだまだ目が離せない。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。