【連載：映画で分かる女の本音】～元カレたちから学ぶ自分に本当に必要な結婚観～映画『30日の婚活トラベル』

2016年7月8日 3時0分

「結婚したい! 」というタイミングは人それぞれ。人生設計のひとつとして何歳までに結婚したい! と明確な目標を立てる人もいれば、結婚はまだ先だと思っていたのに映画のような運命的な出会いをして結婚する人もいれば、身近な人の結婚によってスイッチを押される人も……。

今回、ピックアップした『30日の婚活トラベル』は、美人で性格もいいのになぜか結婚できずにいるモンタナ（ポーラ・パットン）が、妹の結婚式をきっかけに本気で婚活をするロマンティックコメディです。

5回も結婚をしている母親に結婚はまだなのかと急かされながらもチャンスに巡り逢えずにいたら、なんと! まだ大学生の妹が結婚することに! 「いい人は早い者勝ちよ、売れ残りたくないもの」というモンタナの妹のセリフは、結婚したいのに結婚できない独身女子にはけっこう痛い言葉です。

というわけで、何としても恋人を作って、できれば結婚を視野に入れた相手と妹の結婚式に出席したい! とモンタナの婚活奮闘劇が描かれます。

アラサー女子の婚活ドラマは決して珍しくないですが、この映画が面白いのはその婚活方法。

相手は誰でもいいわけではないですし、かといって新しい出会いを待っていても仕事だってありますから、出会う確率はかなり低い……。

そこでモンタナが選んだ方法とは、キャビンアテンダントという職場を活かし、過去につきあった男性と偶然に再会して、もう一度恋をしようという元彼作戦!

同僚たちの協力で次々と元彼と“偶然を装って”再会します。

でもなかなか上手くいかない。一度は好きになった人だから二度目は上手くいくんじゃないか? という考え方もありますが、別れたということは何かしらの理由があったからで、再会しても同じことのくり返し? ということも大いにある。

周りがどんどん結婚していくと「どうして私だけ結婚できないの? 」と焦って、つい昔の彼氏に連絡を取ってしまった……なんて経験、思い当たる人も多いと思います。そんな婚活女子にこそこの映画、必見です。

元彼たちとの再会を通じてモンタナは、自分が結婚や結婚相手に求めているものは何なのかを知り、私たちはモンタナを通じて、自分にとっての大切な人は誰なのかを考える。過去の恋愛を見つめ直すことが結婚への一歩なのかもしれません。

そして、モンタナが「しあわせになりたいけど、こういうタイプは嫌! 」と冒頭でピックアップした男性のタイプは──

・浮気性の男

・仕事優先の男

・怒りっぽい人は論外

・地味な男

まずは自分がどんな人を求めているのかを知るために「これだけは嫌! 」というタイプを挙げてみるのもいいかもしれません。

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