能年玲奈1stフォトブック「ぐりぐりぐるみ」より

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 いよいよ復活の時がやってくるのか。独立騒動後、事実上の芸能活動休止に陥っている女優の能年玲奈(22)が、所属事務所レプロとの契約期限の解消まであとわずかに迫っている。7月中旬には出演映画の地上波放送が発表されており、一部ファンの間で能年玲奈の復帰が期待されている。

■7月に出演映画が意味深な地上波放送

 2014年頃から事務所との間にわだかまりが生じた能年。2015年1月には“生ゴミ先生”こと演出家の滝沢充子氏とともに株式会社三毛andカリントウを立ち上げた。しかし事務所との間でいざこざとなり、現在に至るまで芸能活動の休止を余儀なくされている。

 一時期は実写映画の『進撃の巨人』や『ちはやふる』、ドラマ『重版出来』(TBS系)への出演がウワサされたものの、いずれも別の女優が起用された。結局、能年は1年半にわたって干される結果となっている。

 今年6月に入ると、巷で能年復活を期待する声が高まりだした。一つの要因は、6月2日発売の『週刊文春』(文藝春秋)に掲載された能年の母親の証言。過去の洗脳報道や引退説をキッパリ否定し、能年の芸能活動をサポートするためとおぼしき新会社設立の可能性も示唆したのだ。

 もう一つの要因は、6月末日までと目されるレプロとの契約期限や能年の誕生日(7月13日)に合わせたかのように、7月15日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で能年の出演映画『ホットロード』が放送されること。「能年さんをカットして放送するのかな」と揶揄が飛んだ一方、「皆で観て能年を復活させる」「業界から消してはいけないという風潮になりますように」という声も。能年の人気が再燃している。

 復活を望むファンの声とは裏腹に、能年のブログやツイッターは5月10日以降、更新が途絶えたままだ。6月26日には水道橋博士(53)がツイッターで、能年と交流のある篠原ともえ(37)に近況を尋ねると「(能年は)清志郎のマネしてるよ!」と返事があったことを明かしている。しかし当の本人は雲隠れ状態だ。

 一部メディアでは「menme」という名義でアーティスト活動を始める計画などが報道されたものの、7月以降の詳細は今だ不明。ファンの間では、実写映画化が決まっている『東京喰種トーキョーグール』について、ヒロインに決定済みの清水富美加(21)に代わって能年を推す意見など、復帰後の仕事に関して希望的観測が出ている。

「騒動以来、事務所サイドに取材依頼をしても立ち消えになり、能年さんは明らかに“タブー視”されているようです。芸能界に復帰すれば取材陣は殺到するでしょう。能年さんの言動や仕事ぶりで、何がデマだったのか誰が悪かったのか、真実が徐々に明るみになっていくのではないでしょうか」(報道関係者)

 女優業の第一線から2年近く遠ざかっている能年。ここ1ヵ月間余りの沈黙は復帰に向けたウォーミングアップ中、はたまた最終調整中であることを意味するのか。本人からの発表が待たれる。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。