なでしこMF宇津木瑠美がモンペリエからシアトル・レインへ移籍「世界1位の国でプレーするのが夢」

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▽アメリカのNWSL(ナショナル・ウーマンズ・サッカーリーグ)に所属するシアトル・レインは2日、モンペリエに所属するなでしこジャパンのMF宇津木瑠美(27)の加入を発表した。契約条件などは明かされていない。

▽宇津木は、日テレ・ベレーザの下部組織であるメニーナ出身で、2002年にベレーザへと昇格。2010年までプレーすると、2010年7月にフランスのモンペリエへと移籍した。モンペリエでは通算101試合に出場し19得点を記録していた。また、なでしこジャパンの一員としても2005年からプレー。2011年のドイツ女子ワールドカップでは初優勝の原動力となると、昨年のカナダ女子ワールドカップにも出場していた。



▽アメリカへの移籍について宇津木は「女子サッカーで世界1位の国でプレーすることは夢でした。この国でプレーすることを決断しました」とコメント。またシアトル・レインについては「シアトル・レインは大きな可能性を秘めた若いチーム。リーグで上を目指すためにもポテンシャルを引き出すことに貢献したい。チームに加わることを楽しみにしている」と語り、欧州での経験を還元し、チームを強くすることを誓った。

▽シアトル・レインは、元なでしこジャパンのMF川澄奈穂美(現INAC神戸)が2014年に所属したチームで、アメリカ女子代表のGKホープ・ソロやFWミーガン・ラピノーが所属するチーム。2014年、2015年とリーグ戦のレギュラーシーズンを1位で終えていたが、プレーオフでは準優勝に終わっていた。