ミランFWカルロス・バッカが22日、試合中の交代に怒ったことを謝罪した。クリスティアン・ブロッキ監督は選手の行動を称賛している。

バッカは21日のセリエA第34節カルピ戦で、後半にMFジェレミー・メネズとの交代を命じられた。指揮官の采配に不満だったのか、怒り心頭といった様子でピッチを去り、メネズに触れることもなく、ベンチにも座らないでロッカールームへと直行した。

今季からミランに加入したバッカは、リーグ戦で15得点を挙げているチームのエースだ。だが、2月から調子を落としている。その間にチームは監督が代わり、機能していた4-4-2のシステムから、序盤戦で失敗した4-3-1-2に再び挑戦している。

バッカが怒りをあらわにしたのは、様々なストレスが溜まってのこととみられる。試合後、ブロッキ監督は「まずは何よりも敬意が大事」としつつ、「闘争心からトランス状態にあっただけだ」と問題視しなかった。

試合から一夜明けた22日、バッカはインスタグラムでブロッキ監督と抱き合う姿の写真を公開し、次のようなコメントで自身の行動を反省した。

「冷静になって考えた。昨日の交代時のことを、チームメートと監督、ミランのすべてのサポーターに謝罪する。こんなのは僕じゃない。僕はただチームを助けられると思っていたんだ。心から謝るよ。僕はチームと、仲間たちと、監督と一緒だ。もう、次の月曜の試合の準備をしている」


これを受け、ブロッキ監督もインスタグラムで、やはりバッカと抱き合う写真とともに、「素晴らしい」と称賛。「我らがミランのために団結だ」と、すぐに事態を収束させたエースをたたえている。

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CristianBrocchi32officialさん(@cristian_brocchi_32)が投稿した写真 -