メイプル超合金「コンビ結成のきっかけは、小外掛からのケンカ」

昨年開催された、「M-1グランプリ2015」のファイナリストに選出された、メイプル超合金の安藤なつさん、カズレーザーさんがTOKYO FMの番組に生出演。

コンビ結成の経緯について語りました。

（放送作家の鈴木おさむがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「よんぱち」、4月15日の放送より）

──メイプル超合金がコンビを組んだきっかけ

なつ：最初のきっかけが、ケンカなんですよ。

カズレーザー：僕がピン芸人で、5年くらいずっとスベり続けていたんですよ。毎秒スベっていましたよ（笑）。1秒も笑いが起きない（笑）。

そしたらマネージャーに呼び出されて、「おまえ、このままピンでスベリ続けて死ぬのか、コンビを組むか？」って言われたんですよ。死にたくないから、コンビ組むってなるじゃないですか？

それで、パッと見たら、隣に太っている面白そうな人がいて……そのとき、僕の頭の中の方程式で、”デケーやつは面白い！”というのがあったんですよ。チェ・ホンマンさんとか、柔道の篠原さんとか、すげー面白いなと思っていたんですよ。

それで、”デカイやつと組みたい”ってなって、ちょうど解散したのでいこうと思って。

なつ：ライブのエンディングとかで、わたし、130キロの体系なので、男芸人をぶん投げるっていうくだりがあったんですよ。

なぎ倒していって、なぎ倒していって……最後にカズレーザーが出てきて、”バーン！”と決めようと思ったら、逆に”小外掛”をしてきたんですよ。

カズレーザー：受身がとれないやつで、ドカーンと倒してやったんですよ。すごい綺麗に決まったのに全然ウケないんですよ（笑）。

なつ：一応後輩なので、”イラッ！”とはしたんですけど。

ライブも変な感じに終わらせて、楽屋戻ったらスッと来て、”あ、謝りに来たわ”と思ったら、「コンビ組みませーん？」って言われて、”まず、謝れよ！”って思って。

カズレーザー：漫画とかで主人公とライバルが戦って、互角で終わったあとに親友になるじゃないですか？　あれをやってみたかったんですよ。

なつ：こっちは、そんなの分からないから、「意味わかんないから、まず謝れ！」って。

そしたら、「そういうのもありますよね！　そういうのもありますよね！」って、ずっと言い続けられて。

カズレーザー：すげー怒ってるから、過ぎたことをずっと言ってくるので、「ま、ま、ま！　いいじゃないですか」って言って。

なつ：「コンビ組みません？」って言われて、「もう、いいや」って言ってもおさまらないから、「これじゃ落ち着かないから、違うところで話そう」ってなって。

カズレーザー：別日にご飯を食べに行ったんですよね。

なつ：自分は、「いまの相方と解散したら辞めるって決めたから、それは出来ない」って言ったら、「そういうのもありますよね！　そういうのもありますよね！」って、ずーっと言ってるんですよ（笑）。

カズレーザー：「辞めるなんて意見もありますけどね〜」みたいな感じでね（笑）。

なつ：水かけ、水かけで止まらなくて。じゃあ、こっちが真剣な話しようとしたら「続けてください、ちょっとドリンクバー行ってくるんで」って、席外されたり。

”いや、2人だろ。1人で喋られても困るだろ”みたいな（笑）。

カズレーザー：結局、なつさんが折れてくれたんですよね。

なつ：そんなに言うなら、こいつに賭けようと思ったんですよ。前の相方も振られてて、不完全燃焼な感じがあったので、じゃあ、この濃いキャラモノ同士、どう混ざるのかっていうので賭けましたね（笑）。

パーソナリティの鈴木おさむが、ゲストの旬な話題を掘り下げるTOKYO FM「よんぱち」。ラジオならではのココだけの話にご期待ください。

2016年4月22日(金)の放送は、ゲストアシスタントをA.B.C-Z・河合郁人さんが務めます。

ゲストに、俳優・三浦翔平さん、お笑いコンビ・たんぽぽ、大島優子さん、鈴木浩介さんが生登場。ホットな話題をお届けします。