『週刊プレイボーイ』本誌で「天空のブランコ 田村淳の脳内両極論」を連載中のロンドンブーツ1号2号の田村淳氏

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1月6日、不倫騒動の渦中にあったベッキーが記者会見を開いた。しかし会見は不評で、一方的に話すだけで記者からの質問は受けつけなかったことが、批判をさらに大きくした感すらあった。

『週刊プレイボーイ』本誌で「天空のブランコ 田村淳の脳内両極論」を連載中のロンドンブーツ1号2号の田村淳氏は、この会見について言いたいことがあるという。

時事問題について、あえて「悪い」「悪くない」の両極端な立場で思考実験をする同連載。今回は自身の怒りを代弁してくれたと語る「悪い」の立場での“極論”を紹介しよう。

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結局のところ、ゲス野郎と不倫しようが何をしようが、どうでもいい。興味もない。友達だと言い張るのであれば、それでいい。友達ってセフレのことかもしれないし(笑)。けど、今回の騒動で許せない、見逃せないのはベッキーが開いた釈明の記者会見。

あれが最大の悪なのだ。

だってさ、マスコミを呼びつけておいて、誰にでもわかるウソばかりを口にする。しかも、質問を受けつけないで会見を終わらせるって、なんなんだよ。あれはもう、わざわざ集まったマスコミに対して失礼すぎるだろ。あのさ、世間に納得してもらうために開くもんでしょ、会見って。あれじゃ不信感がさらに募るだけじゃんか。

例えば、ゲス野郎とのLINEのやりとりの流れとか、世間が知りたいことをひとつも答えてねえんだもん。あんな会見を開くんだったら、やらないほうがよかった。沈黙を守っていたほうが、よっぽどマシだったと思う。

表面的には、逃げずに会見を開きました、正々堂々としているでしょ、といわんばかりだったけど、結果的には何ひとつ正々堂々としていなかったもんな。僕らはベッキーが不倫という傷を負っているのはわかっているんだよ。なのに、どうしてその傷を会見で見せてくれなかったんだろう。

正直に、あの会見で「これまでの私は不倫をいけないものだと思っていました。でも、いつの間にか既婚者を好きになっていました。その時点で、もう止められず、今回のような事態を招き、皆さまにはご迷惑をおかけしました」と言ってくれたら、それほどバッシングは受けていなかったと思う。こっちのほうがベッキーらしかったよ。

やっちまったもんは不倫なんだしね、正直に言おうがウソをつこうが、どっちみちペナルティを食らうんだし、それだったら素直に心情を吐露すりゃいいのに。それをごまかし、CMスポンサー向けの釈明会見で世間の疑惑から逃げようとしたベッキーはやっぱり、どう考えても悪い!

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発売中の『週刊プレイボーイ6号』では、これと正反対に「ベッキーは悪くない」という立場でも会見を分析。さらに、「悪い」「悪くない」の両極論から考えることで見えてきた、「ベッキーにやってほしいこと」まで自身の言葉で語っている。そこから導いた結論は…本誌にてお読みいただきたい。

(撮影/本田雄士))