ジュースも健康ドリンクもiPhoneで作れる? 間もなく発売されるスマートボトルの驚き

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ジュースもiPhoneで作る時代がやってくるのかも。なんとLifeFuelsが発売予定の「スマートボトル」を買えば、もうジュースを買いにコンビニに行く必要はなくなるかもしれない。

スマートボトルは、飲料の原液の入ったカートリッジを取り付け、ボトルに水を入れればその場で飲料を作ることができる。

カートリッジは21種類もあり、スマートボトルには一度に5種類のカートリッジを付けておくことができる。カートリッジは、
・ビタミンB12、カルシウム、鉄分などのビタミン類
・レモネードやコーヒーや紅茶といった通常の飲料
・プロテインやエネルギー剤などの栄養剤
などが発売される。


コーヒーやビタミンなどのカートリッジを5個装着できるスマートボトル


さて、ここまではただのドリンクメーカー風だが、このスマートボトルは、なんとiPhoneやAndroidスマホとBluetoothで接続して利用するのだ。
スマホ側に専用のアプリを入れると、次のことができる
1.スマートボトルに付けた5つのカートリッジの認識できる
2.スマートボトルに自分で入れた水の量の自動計測できる
3.カートリッジを選び、必要な量を注入できる
4.摂取した栄養剤や水分量の管理できる

つまり、このスマートボトルは、カートリッジさえネットで買っておけば、あとは水をいれるだけで好きな飲み物をスマホで作ることができるというわけだ。

スマートボトルには最大約500ミリリットルまで水が入る。
たくさん飲みたい時はいっぱい入れ、少しだけ飲みたい時は半分程度と自分で量の加減もできる。しかもその入れた水の量はスマートボトルが自動で計測し、スマホアプリで管理できるのだ。


スマホアプリはカートリッジから原液の水への投入、摂取量の記録が可能。日々の記録から「こんなものを飲んだほうがいい」というアドバイスもしてくれる


このスマートボトルは、既成のドリンクだけではなく、オリジナルの飲料も作ることができる。
たとえば、
・緑茶にカルシウムを混ぜるとか
・飲みにくいプロテインにピーチティーと混ぜるとか
・気分転換にありえない組み合わせの飲み物を作る
なんて芸当も簡単にできる。
しかも原液はカートリッジに入っているので、無駄に使ったり、余ったりすることもない。

塩分や砂糖の取りすぎが心配な人や、糖尿病などで日々の飲み物に気を使う人にもスマートボトルは向いている。
また運動をしている人なら、摂取した水分や栄養をスマホアプリで記録、管理することもできる。

ちなみにスマートボトル本体にはタッチパネルが付いており、指先でタッチするだけでカートリッジに入っている原液をボトルの水に投入することもできる。

このスマートボトル、使うためには充電が必要なのだが、ボトルの下に無線充電のパッドが付いているので、充電台の上に置くだけで充電できる。このあたりも使い勝手が良い。


スマートボトルにもタッチパネルがついており直接操作も可能だ。ボトルの充電はワイヤレス


スマホをつかって、いつでもどこでも好きな飲料が作れ、エネルギーや栄養の管理も簡単にできる。この発想と商品はなかったかも。
気になる価格は、スタートキットがスマートボトルと10個のカートリッジ付きで195ドルの予定だ。
またカートリッジは別売もされる。価格は未定だ。1個のカートリッジは13回分の原液が含まれているため、もしカートリッジが1個1000円としても、1回のドリンクは100円以下でつくれる計算だ。
これならコンビニに行くよりも十分お得だろう。実際に初回の予約販売分は全て完売になったほど人気を呼んでいる。

LifeFuelsは個人販売だけではなくスポーツジムやフィットネスセンターなどでの販売も考えているという。将来は、各国向けにローカライズしたカートリッジも検討しているそうだ。

日本ならば「味噌汁」や「お汁粉」なんてものが出てきたら面白そうだ。
ぜひ、日本での発売も期待したい。


山根康宏