すあま(Takoradeeさん撮影, Wikimedia Commonsより)

例えば上の写真を見た関西人は、「かまぼこ」と信じて疑わない。実は「すあま」という餅菓子である。上新粉を湯でこねて蒸し、砂糖少量を加えてつきあげる。モチモチとした食感と控えめな甘さが特徴だ。

2016年1月7日、次のようなツイートが投稿されている。

関西人がかまぼこと間違えるのを知って、逆に驚いたのである。「すあまって関東にしかないの?」

ぎゅうひ餅の大きいバージョンみたいな...


すあま(Ocdpさん撮影, Wikimedia Commonsより)

ツイッター上は、「すあま」という異文化に衝撃を受ける関西人と、「すあま」を知らない人がいかに多いかを知って驚く関東人が交錯する場となり、さまざまなコメントが発信されている。

「すあま」とは何か?を解説する関東人たちは、例えばこのように伝えている。

「ぎゅうひ餅の大きいバージョンみたいな...」、「団子のようなモチモチとした弾力が......」、「ぎゅうひをそのまんまかたまりで......」などと、表現しているのだが、はたして関西人に理解してもらえただろうか。

また写真を添えて、視覚に訴えようとする人もいる。

写真はそれなりに「すあま」の魅力を伝えていると思うが、どうだろう?

関西人からは、「どうみてもかまぼこなんだが...甘いの? 説明見る限り、ういろうに近いものかしら??」といった感想しか返ってきていないようだ。食べてみなければ始まらないかもしれない。

ちなみに北海道や東北地方では、入手できるといった声も届いていた。