「メンバー? 多くの選手がいないから、かなりシンプルじゃないかな。明かすことはしないがね」

8日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ最終節で、セビージャと敵地で対戦するユヴェントス。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は試合を前に、メンバーの不在についてこう述べた。

「(マリオ・)マンジュキッチは熱がある。今朝は立てなかった。彼を遠征に連れていくのは危険だ。(パトリス・)エヴラはひざに打撲がある。トライしたが、彼は起用できる状態じゃない。(サミ・)ケディラは検査を受けた。(マルティン・)カセレスは回復するために家にいる。(マリオ・)レミナは膝蓋腱の炎症でブレーキがかかっているんだ」

最終ラインは3バックとなる見込みだ。指揮官は「私には4人のDFがおり、それぞれ好調だ。プレーするのは3人。(ダニエレ・)ルガーニについては明日決める」と明かした。

ユヴェントスはすでに決勝トーナメント進出を決めているが、アッレグリ監督は気を緩めておらず、次のように述べている。

「フィオレンティーナ戦を考えてメンバーを決めることはしない。我々には2つの目標があるからだ。最初はグループ首位通過。そうすることで、欧州最強のバルセロナやレアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘンを避けることができる。それから、無敗でグループステージを終えることが2つ目の目標だ。CLを続けていくうえで、明日は最も重要で難しい試合だよ。だから、今はセビージャ戦のことだけを考えている。良い結果を続けていこう。フィオレンティーナ戦を考えるのはそれからだ」

マンジュキッチが欠場することで、アルバロ・モラタは先発に復帰する。コンビを組むのは、もはや欠かせないパウロ・ディバラだ。

「選手の価値を疑ったことはない。彼はパレルモで最後、プレーしたりしなかったりという状態だった。彼を守る必要があったんだ。彼は向上しなければいけない。彼には世界最強の選手の一人になるクオリティーがある。だが、彼は怒りと飢えもあった。それによって目標を達成し、学ぶ時間を早めたんだよ。モラタにも同じことが言える。彼も重要な選手であり、将来的に最高の選手の一人になれる」

昨季と違い、ユヴェントスはリーグ戦で追う立場だが、欧州の舞台では順調だ。

「昨季よりCLではうまくやっている。勝ち点は3ポイント多く、守備では2失点。ホームではクリーンシートだ。我々は欧州最強の一つであるマンチェスター・シティ、とてもうまくやっているボルシア・メンヒェングラッドバッハ、ヨーロッパリーグ連覇中のセビージャと同じグループだった。選手たちをたたえなければいけない」

「チームのコンディションは良くなっている。若手とベテランがうまくミックスされており、素晴らしいシーズンにできるはずだ。リーグ戦では首位に勝ち点6差だが、我々はほかのチームを気にしていてはいけない。5月16日まで勝負は分からないよ」