「僕に罪はないし、EURO優勝のためにフランス代表に戻れることを願っている」

カリム・ベンゼマが『Tf1』のインタビューでこう主張した。マテュー・ヴァルブエナがセックステープに関して恐喝され、そこにベンゼマが仲介役として関与したという疑いが浮上してから初めて口を開いた形だ。ベンゼマはすべてを否定している。ベンゼマがヴァルブエナに謝罪したのは、友人との会話の中でヴァルブエナを侮辱するようなことを言ったことについてだけだ。

「僕は顔に泥をぬられた。犯罪者のように扱われた。おぞましいことが起きている。でも、僕はヴァルブエナに、リヨンにいる友人が助けられると申し出ただけだ。あれらの問題を解決できるとね。彼には誠実に話した。自分に似たようなことがあったら、警察に行くとも言った」

「気が狂いそうになるのは、恐喝したと言われていることだ。僕はかなり稼いでいる。金は必要ない。ヴァルブエナは僕が誠実だったことを知っている。金について話していないと言えるはずだ」

だが、ヴァルブエナ自身は先日、「弁護できないことを弁護することはできない」とベンゼマを非難している。ベンゼマはこれに対し、次のように返している。

「彼の失望は理解している。でも、(10月に)会ったときに、彼は最後に僕に感謝までしたんだ。それから考えを変えたのかもしれないけどね。もちろん、友人との電話で僕が彼について言ったことについては、彼や彼の家族に謝罪できる。僕らの世代ではよく使う言葉だ。電話ではふざけすぎてしまうものだよ。でも、文字どおりに受け止めるべきものじゃない。直接謝りたかったけど、彼と会うことを禁じられている」

「僕は犯罪者のように扱われた。でも、僕は自発的に当局のところに行っている。この話がうまく終わるように願っているよ。僕にとっても、ヴァルブエナにとっても、僕の友人にとってもね。僕はフランス代表に戻り、EUROで優勝できることを願っている」