外交部、在外公館の食器を30年ぶりに変更  梅の花模様の染付で優雅さ演出

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(台北 17日 中央社)外交部はこのほど、在外公館で会食などを行う際に使われる食器を約30年ぶりに一新する。新食器には染付の陶磁器を採用。中華民国の国花である梅の花の模様が描かれ、高貴な美しさを演出している。

外国の来賓を招いた食事会において、食器は重要な要素の一つ。林永楽・外交部長はこれまで使っていたものが長年の使用により破損してきていることを受け、変更を決定。入札の結果、台華陶瓷が特注生産を行った。これまでは老舗メーカー、大同磁器により製造された食器が採用されていた。

新たに作られた食器セットは20組。皿や碗、箸、茶壺、茶杯などが一組になっており、単品の個数は383個に上る。すでに在外公館に送られた。

外交部は、在外公館での会食は国の文化を宣伝し、イメージ向上を図る重要な機会だと強調。来賓においしい料理に舌鼓を打ってもらうと同時に、台湾でデザイン、製造した食器によって台湾工芸の美しさを楽しんでもらえるとしている。

(唐佩君/編集:名切千絵)