クロップ体制初黒星、リバプールがリーグ戦7試合ぶりの敗戦《プレミアリーグ》

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▽リバプールは8日、プレミアリーグ第12節でクリスタル・パレスをアンフィールドに迎え、1-2で敗れた。

▽前節チェルシーに3-1で逆転勝利を収めたリバプールは、3日前に行われたELルビン・カザン戦を1-0と勝利し、公式戦4連勝中。そのリバプールはルビン・カザン戦のスタメンから3選手を変更。シュクルテルやルーカス・レイバ、ララナが先発に復帰した。

▽スタンドで昨季までプレーしていたレジェンドのジェラードが見守る中、キックオフされた一戦。リバプールは[4-2-3-1]の布陣で臨み、1トップにベンテケ、2列目に右からアイブ、ララナ、コウチーニョ、センターハーフにルーカス・レイバとカンを配した。

▽立ち上がり、アグレッシブな入りを見せてきたクリスタル・パレスに押し込まれたリバプールだったが、徐々にボールを保持して流れを引き寄せにかかる。しかし21分、右サイドから送られたクロスのルーズボールを、ボックス中央のボラシー拾われると、豪快な左足でのシュートでゴール右へ蹴り込まれた。

▽失点したリバプールは29分に右CKからシュクルテルのヘディングシュートでゴールに迫るもGKヘネシーの好守に阻まれる。攻めあぐねるリバプールは35分にアクシデント。サコーが空中戦を競り合った着地の際に右ヒザのじん帯を痛めてロブレンとの交代を強いられた。

▽それでも42分、リバプールが試合を振り出しに戻す。アイブのスルーパスをボックス右に走り込んだクラインのクロスを、ララナがヒール。コースを変えると、ファーサイドのコウチーニョがゴール右へ蹴り込んだ。さらに45分、右CKからロブレンがヘディングシュートでゴールに迫るも、GKの正面を突いて前半のうちに逆転することはできなかった。

▽後半も押し込んだリバプールだったが決定機を生み出せずにいると、逆に62分、ザハにサイドを崩されてピンチを迎える。しかし、バカリ・サコのシュートは枠を外れて助かった。

▽直後にベンテケが決定的なヘディングシュートを外すなど流れの悪いリバプールは、65分にカンに代えてフィルミノを投入。[4-1-4-1]に変更して圧力をかけていく。しかし、72分にパンチェオンの強烈なミドルシュートを浴びてしまう。ここはGKミニョレが好守で凌ぐも、82分に失点してしまう。右CKからダンのヘディングシュートを許すと、一度はGKミニョレが防いだものの、ルーズボールを再び頭で押し込まれてしまった。

▽試合終盤、オリジを投入して同点弾を目指したリバプールだったがゴールは遠く、リーグ戦7試合ぶりの敗戦を喫している。