ジェイアイエヌ、目や体の動きで自分の状態を確認できるメガネ型ウェアラブルデバイス「JINS MEME」を11月5日に発売！通常モデルが約4万円、スポーツ用サングラスモデルが約2万円

2015年10月28日 11時55分

メガネ型アクティビティートラッカー「JINS MEME」が発売！

ジェイアイエヌは14日、独自に開発した3点式眼電位センサーと6軸（加速度・ジャイロ）センサーを搭載して瞬きや視線移動、体の動きを取得できるセンシング・アイウェア「JINS MEME（ジンズ・ミーム）」を2015年11月5日（木）に発売すると発表しています。

カジュアルなウェリントンタイプ「JINS MEME ES（イーエス）」（フレーム型番：WCE-15A-001-94）とスポーツサングラスタイプ「JINS MEME MT（エムティ）」（フレーム型番：WCM-15A-101-97）の2種類が用意され、全国のJINSショップのうちの38店舗および公式Webストア「JINS MEMEオンラインショップ」（ https://jins-meme.com ）で販売されます。

価格（税抜）はそれぞれ39,000円および19,000円で、JINS MEME ESは度付きのレンズや青色光遮断レンズなどのレンズに変更可能。なお、JINS MEME MTは6軸センサーのみを搭載し、体の動きをトラッキングすることに特化。

また、合わせて専用ライフログアプリ「JINS MEME App」やスポーツシーンに特化したJINS MEME MT用の公式ランニング用アプリ「JINS MEME RUN」、「JINS MEME CORE TRAINING」、「JINS MEME DRIVE」が提供されます。

さらに、JINS MEMEを用いた学術研究者向け特化ソリューション「JINS MEME ACADEMIC PACK」（ https://jins-meme.com/academic ）も2015年10月29日（木）より販売開始され、JINS MEMEで取得したデータを生で利用可能。価格（税抜）は500,000円。

JINS MEMEはメガネ型のウェアラブルデバイスで、JINS MEME ESに搭載された3点式眼電圧によって眼の状態を、JINS MEME ESとJINS MEME MTに搭載された6軸センサーによって視線や体の動きを計測し、データをスマートフォン（スマホ）などとBluetooth経由で連携して目の疲れなどの状態をライフログとして記録できます。

通常のメガネ型のJINS MEME ESは重さ約36g（度なしUVカットレンズの場合）、サングラス型のJINS MEME MTは重さ約45gで、フレームタイプおよび色、レンズタイプはJINS MEME ESはウェリントンおよびシャイニーブラック、クリア、JINS MEME MTはハーフリムおよびマットブラック、ミレーグレー。

デザインは日本人ではじめてAudi A6のデザインを手がけたことで有名なプロダクトデザイナーの和田智氏が監修し、「美しい普通の追求」をテーマにさまざまなシーンに溶け込めるメガネとしての普遍的デザインと人に寄り添うテクノロジーの融合を追求しているとのこと。

ともに連続稼動時が通常で最大24時間、リアルタイム計測時で最大12時間。microUSB端子から充電を行います。充電時間は約2時間。なお、JINS MEME ESは鼻あての部分に3点式眼電位センサーを搭載しており、きちんと密着するする必要があるため、購入時に装着感を高めるために調整が必要だとのこと。

JINS MEME Appは東北大学加齢学研究所所長の川島隆太教授監修による「アタマ年齢」や「カラダ年齢」で表現。2016年春にはすでにアップデートも予定しているとのこと。

JINS MEME RUNは6軸センサーによってランニングフォームをリアルタイムに可視化し、フォームをチェックして改善していくことで理想の走りに導いてくれます。まずはiPhoneなどのiOS向けアプリが11月5日に提供開始され、Android向けアプリも2016年1月にリリース予定。

JINS MEME CORE TRAININGは運動パフォーマンス向上にとって重要な体幹のレベルと6軸センサーで判定し、そのトレーニングをサポートするためのアプリで、JINS MEME RUNとも連携してランニングのパフォーマンスに必要なトレーニングメニューを利用者のレベルに合わせて提案してくれます。2016年1月にリリース予定。

JINS MEME DRIVEは運転中に「眠い」と推定される目の動きを検出して3段階のレベルで通知してくれ、ドライバーの安全運転をサポートします。JINS MEME RUNと同様にiOS向けが11月5日に提供開始、Android向けが2016年1月に提供予定。

その他、さまざまな開発者向けにJINS MEMEのSDKとAPIを公開しており、すでにいくつかのハッカソンが行われ、実用的なアイデアやアプリが登場しています。メガネ型ウェアラブルデバイスは「Google Glass」などのさらに高度なスマートグラスもありますが、腕時計型と同じようにまずはJINS MEMEのようなトラッカーから普及してくるのかなということで期待したいところです。