背中に“シングル”と書いてマラソンに参加(画像はbuzzfeed.comのスクリーンショット)

写真拡大

10月11日に行われたアメリカ・シカゴマラソンで、ひときわ注目を集めた男性ランナーがいた。その鍛えられた背中には「シングル(SINGLE)/フェイスブック(on Facebook)/スティーブ・バーグストロン(Steve Bergstrom)」の文字がペンで大きく書かれていたのだ。

これまでにマラソン20回、トライアスロン2回、42.195kmを超える道のりを走るウルトラマラソン4回に挑戦したというスティーブ・バーグストロンさん(30)。彼はドイツで3年間暮らしていたが、最近になって米シカゴに移り住んできた。だが仕事や趣味に忙しくなかなか彼女ができない。オンラインデートサービスも試したものの、結局お金と時間の無駄で終わってしまったそうだ。

そこでマラソンを2日後に控えたスティーブさんが思いついたのが、自分の背中でシングルであることを宣伝してしまうというもの。奇抜な発想だが、マーケティングのプロでもあるスティーブさんは当日までそのことを考えるだけで笑いが止まらなかったという。

そして迎えたレース当日。前夜に従妹が書いたという文字を背にして走る彼に、女性だけでなくメディアも飛びついた。スティーブさんは『buzzfeed.com』のインタビューに「注目を集めたくてやったわけじゃない。できるだけたくさんの女性とつきあいたいなんて気持ちはこれっぽっちもないよ。特別な誰かが僕に気がついてくれたら…と期待はしていたけどね。それにしても楽しかったよ」と語っている。

レース直後のフェイスブックにはコメントが相次いだというが、気になる結果は…。「走っている時に僕を応援してくれた女性がいたんだ。手に持った大きなボードには猫の顔が描いてあって、“私のママは猫のパパを探しているの”と僕にメッセージを書いてくれて。そんなユーモアのある彼女が気になってね。飲みに行こうと誘ったのさ。こんな機会を逃したら後悔するよ」と話すスティーブさん。フェイスブックで連絡を取り合い、これまで2度デートしたという。

※画像はbuzzfeed.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 A.C.)