妊娠中の飲み物、みんなが気をつけていたものランキング カフェインは厳禁!?
妊娠中は、今まで普通に食べていたものも避けなければならない体。健康な赤ちゃんを産むためには、大好きだったものも我慢しなければなりません。食べ物だけではなく、飲み物も同じこと。実際に、出産経験者の女性たちは、どんな飲み物を我慢したのか聞いてみました。
■妊娠中控えていた飲み物ランキング
Q.以下の中で妊娠中飲むのを控えたものを選んでください。(複数回答可)
●1位「アルコール」……90.5%
○2位「コーヒー」……58.7%
●3位「栄養ドリンク」……41.3%
○4位「緑茶」……30.9%
●5位「紅茶」……29.4%
○6位「ウーロン茶」……28.6%
胎児に悪影響を及ぼすと言われるアルコール。一説によれば、低アルコールのものであれば、一日1杯程度ならば飲んでいいとも言われていますが、女性の体質に寄るところが多いので、控えられるなら控えましょう。また、カフェインが多いことを理由に避けられているコーヒー、栄養ドリンク、緑茶、紅茶、ウーロン茶は、決して飲むのが禁止なのではなく、ガブガブと飲むのを控えた方がいいと言われているものです。ほかにも、ほうじ茶、抹茶などもカフェインを多く含んでいるので、多量に摂取することは避けたほうが無難でしょう。
では、妊娠時、女性たちはどんな飲み物を変わりに飲んでいたのでしょうか? 引き続きアンケートで聞いてみました。
■カフェインを避けて飲んでいたノンカフェインのお茶
・「ハーブティー。ノンカフェインで安心して飲めるから」(32歳/食品・飲料/事務系専門職)
・「ラズベリーリーフティー。安産に良いと聞いた」(28歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
・「デカフェのコーヒー、ルイボスティー、ラズベリーリーフティー。ノンカフェインだから」(29歳/金融・証券/営業職)
カフェインの多量摂取を避けて妊娠中に女性たちが飲んでいたのは麦茶や、ハーブティー系。このハーブティーも効能によっては妊婦向きではないものもあるので要注意。苦みが強く、利尿作用のある杜仲茶や、女性ホルモンをコントロールするイソフラボンを多く含んだ黒豆茶もおすすめです。
■野菜や果物も
・「野菜ジュース。体に良いと聞いたから」(27歳/電機/営業職)
・「豆乳。イソフラボンが健康にいいからです」(25歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「フルーツジュース」(34歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「トマトジュース」(31歳/学校・教育関連/専門職)
前述の通り、イソフラボンは女性ホルモンをコントロールする成分、また、高血圧予防にもなるので、豆乳は非常に妊婦向きな飲み物です。しかし、これも大量に飲むのは厳禁。適度な量を飲むのはいいですが、飲みすぎると、糖分の過剰摂取になるのでこちらも注意です。できれば、野菜ジュースならば、加塩、加糖がされていないもの、フルーツジュースならば、加糖されていない、葉酸を多く含んだものを選びましょう。
■さっぱりさわやか
・「サイダー。甘いものがほしかった」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「炭酸水。つわりのときに飲むと楽になった」(29歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「白湯。身体が冷えないように」(33歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
・「白湯。体に優しいから」(31歳/学校・教育関連/技術職)
つわりがつらいときに、炭酸が欲しくなる人、少なくないそうですが、こちらも加糖されていると案外とカロリーが高いものです。できれば、甘くないただの炭酸水が望ましいですが、多くの市販の炭酸水にはカルシウムを体外に排出してしまう添加物のリン酸が含まれています。赤ちゃんの発育のためにも、多く摂るのは避けたいですね。逆に白湯は進んで飲んでもらいたいもの。体を温める効果があるだけではなく、代謝が良くなり、老廃物を押し流す効果があります。
■まとめ
妊娠中は何かとストレスが溜まりがち。それなのに、好きな飲み物まで制限されたら、さらにストレス倍増です。しかし、上記に挙がったNGとされる飲み物の数々は、量さえきちんとわきまえれば、問題のないものばかりです。ストレスは妊娠中大敵、量を守って飲みましょう。それでもカフェインが気になる方は、上記のアンケートであがったノンカフェインの飲み物も試してみてください。ストレスフリーな時間をすごすために、ぜひ、自分に一番合った飲み物を、適した飲み方で楽しんでくださいね。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数126件(22歳〜34歳の働く女性)