ヤングボーイズ久保がジダン級アシスト!偶然?狙い通り?

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最近オーストリアで得点を量産する南野拓実が何かと脚光を浴びているが、同じリオ五輪代表候補でスイスのヤングボーイズでプレーする久保裕也も負けてない。

4日に行われたスイス・スーパーリーグの第11節、2位グラスホッパー戦でチームの2点目をアシスト。

ゴールを決めたのはミラレム・スレイマニが久保を指差し駆け寄るところを見ると、この2人の関係は良好そうだ。

さらに18日に行われた第12節、敵地でのファドゥーツ戦に先発出場した久保は、前半27分に先制ゴールを演出した。しかもオシャレに!

これは“オサレヒール”だ!

マークの厳しいペナルティーエリア付近の中央でボールを呼び込んだ久保は、味方からの速度のあるパスをトラップ…すると見せかけて反転しながら相手最終ライン裏へヒールパス!ここに再びスレイマニが抜け出し左足で押し込んだ。

実にファンタスティックなアシストであったがこれは偶然?狙い通り?検証してみよう。

丸で囲った左足に注目してほしい。

ボールに触れた瞬間、左足を裏側へ振り上げていることが分かる。

もしトラップして前を向こうしただけなら、ここまで足を高く上げるとは考え難い。また、ゴールを決めたのが前節に続きスレイマニであったこと、そのスレイマニに駆け寄る久保の表情を見ると、事前に意図していたことが炸裂したような印象を受ける。

やはり狙ったのだろうか?だとすればあのジネディーヌ・ジダンを彷彿とさせるプレーだが…(トラップだとしてもジダンっぽいが)。

ただ試合は直後に追い付かれて1-1の引き分けに終わり、ヤングボーイズの連勝は4でストップ。2試合連続アシストの久保も勝負所の74分にベンチへ下がっている。

レギュラーとして毎試合出場しチームの好調を支えている久保だが、やはり欲しいのは1か月以上遠ざかっているゴールだろう。次節は柿谷曜一朗が所属する首位バーゼルと対戦するが、大一番での大仕事を期待したい。