カレーデザートザリガニなどさまざまな食べ放題を実施するIKEAが、今度は秋の味覚「サーモン」料理の食べ放題を2015年9月17日(木)から実施しています。肉厚のスモークサーモンから揚げ物・グラタン・カレーまで、16種類のサーモン料理が999円で食べ放題とのことなので、実際にどんなものなのか確かめてきました。

サーモンフェスティバル - IKEA

http://www.ikea.com/ms/ja_JP/campaigns/2016/salmon-festival.html

IKEA鶴浜に到着。



IKEAのビュッフェは、チケット配布制の店舗などではお店の入り口前に長い列ができることもありますが、IKEA鶴浜はチケット配布制を採用しておらず、特にお店の前にビュッフェ目的らしきお客さんは見当たりませんでした。



しかし、入り口に近づくと……



サーモンフェスティバルのお知らせを発見。



店内に入り……



エスカレーターで2階へ。



レストランの前に到着しましたが、ここでも特にサーモンビュッフェ目的っぽいお客さんの姿はありませんでした。



「ようこそ!」と書かれたボードをよく見てみると……



サーモンビュッフェの受付時間が記載されていました。お店の人に聞いたところ、開店時間である11時には50分待ちの列ができていたとのことですが、15時20分ごろに到着した時には特に待ち時間はなし。お昼時を過ぎていることもあってサッと入れました。



レストランに入り、まずはレジでチケットを購入します。



サーモンビュッフェは1人税込999円で、チケットと一緒にIKEA店内で使える300円の割引券もゲット。



サーモンビュッフェは特設スペースが設置されているとのことなので、サーモンを目指してレストラン内をうろうろ。



……と、なにやらビュッフェスペースらしきものを発見しました。



「サーモンビュッフェ入り口」の目印も発見。



さっそくトレーとお皿をゲットして……



スタッフにもらったビュッフェシールを体にペタリとつけたら、いざビュッフェに挑みます。



スペースにはテーブルが2列に並べてあり、その上に料理がずらりと並べられています。



テーブルにはスモークサーモンを使った冷たい料理や……



サーモンをグリルしたもの、揚げ物などもズラリ。



以下はパンやご飯など、主食を扱ったテーブル。



「サーモンカレー」という、あまり聞かない組み合わせの料理も置いてありました。



料理をお皿に盛ったらナイフ・フォーク・スプーンなどもゲットして……



席へと移動します。サーモンビュッフェは通常の食事スペースと完全に分けてあり、ビュッフェ利用者は窓際のテーブルのみ使えるようになっていました。



窓際の4人席に着席。



ということで、スモークサーモン各種やサーモン料理などを食べていきます。



まずはオードブルっぽい、スモークサーモン各種から。



以下はマリネサーモン。スモークサーモンをオイルや酢などで漬けたもので、マリネ液の甘酸っぱさや、ディルの独特の香りがついており、少し味が濃いもののサッパリした仕上がり。



スモークサーモンをフォークで持ち上げてみたところ、かなり分厚く、大きめにスライスされてあることが分かります。お皿いっぽいのスモークサーモンはそれだけでビュッフェの値段分の価値がありそうです。



以下は紫玉ネギとケッパーを添えた比較的スタンダードなタイプのスモークサーモン。シャキシャキした玉ネギとケッパーの味がアクセントとなっており、マリネ液がない分、燻製の香りがよりダイレクトに楽しめました。



ナジャドサーモンとアボカドのタルタル風は、ほんのり果物のフレッシュさが感じられる味付けで、サラダ感覚で食べられます。アボカドも柔らかすぎたり固すぎたりすることのない、まさに食べ頃のものとなっており、燻製の香りとバターのようにネットリしたアボカドがマッチしていました。アボカド好きなら是非食べるべき1品です。



写真に写っているのは燻製マリネサーモン(ナジャドサーモン)。似たような名前が続きますが、今度は黄色いドレッシングがかかったもの。ほんの少しマスタードのようなスパイシーさが感じられ、やや濃い味付けですが、パプリカなどの野菜と一緒に食べるとフォークを持つ手がどんどん進みます。



肉厚のスモークサーモンはそれだけで値段の価値があるほどなのですが、味がしっかりしているので続けて食べるとサッパリしたものを口にしたくなります。ということで、今度はサラダ。



サラダ自体にもリンゴンベリーのドレッシングがかけてあるのですが、さらに好みでホースラディッシュソースという、タルタルソースのようなものを付けて食べます。



もちろんサラダの中にはサーモンが入っています。このサーモンは一見すると蒸してあるように見えるのですが、実は燻製処理されているので、口の中に入れるとレアじゃないホロホロの身から燻製の味するという、少し不思議な味&食感となっています。ホースラディッシュソースは少しわさびのようにツンとしており、お酒のアテに持ってこいの味付けでした。



続いて、温かいメニューを食べていきます。



赤いつぶつぶが入った白いソースがかかっているのは、スチームサーモンの冷製ソース添え。



ソテーなどとは違い、油を使わない加熱処理が行われているので、ほくほくした身のサーモンはきわめてアッサリ。冷製ソースはホワイトソースのようなものかな?と思っていたのですがマヨネーズのように酸味があるタイプでした。ソースの中に入っているのは魚卵で、時折口の中でプチプチはじけます。



続いて鮭のエスカベッシュ。エスカベッシュとはフライした食材を酢と油で漬け込んだ料理で、いわゆる南蛮漬けのようなものです。



スモークサーモンの味が濃かったので、やや薄味にも感じられますが、油で揚げている割にさっぱりした口当たりです。香味野菜のうまみが良い仕事をしており、ローズマリーなどのハーブが口の中でふわっと広がるので、「南蛮漬けか〜」と思って食べたら予想以上の欧風っぽさに驚きました。



丸っこい揚げ物は……



秋鮭とチーズのコロッケ。



クリームチーズの適度な塩気・コク・まろやかさと共に、ふんわりマッシュされた鮭から海の香りが感じられます。鮭の存在感はそこまで強くなく、イメージ的にカニクリームコロッケに近いです。料理の回転が早いためか、ビュッフェ料理にもかかわらず衣はサクサクしていて温かい状態で食べられるので、これも揚げ物が苦手でなければオススメ。



アラビアータがある!サーモンと関係のない料理もあるのだな」と思ってパスタを口に運ぶと……



やはりこれもサーモンが使ってありました。スモークサーモンのトマトクリームパスタということで、アラビアータのようなスパイシーさはなく、まろやかな優しい味わい。



実はスモークサーモンを使った冷たい料理がまだ残っていたので、食べていきます。2種のサーモンのクリームチーズ和えは、チーズが使われている分、少し味が濃くガッツリ目の仕上がり。2種のサーモンの味の違いなどは分かりませんでしたが、濃厚なのでそのまま食べるだけでなくパンにつけてもおいしそうです。



次はサーモンの香草パン粉焼き。



サーモン自体の味付けは薄めで、味付けは香草パン粉の部分に集中していました。パン粉のサクサク感はないのですが、焼いていてある分、香ばしさがある1品で、鮭そのものの味もしっかり楽しめました。



サーモン以外のものをそろそろ食べたい……!ということで、フライドポテトを食べて小休止。揚げたてサクサクとまではいきませんが、塩気が適度に抑えられているので、「喉が渇いて仕方がない!」ということもなくどんどん食べられます。



ポテトで口をリセットしたところで、さらにどんどんサーモン料理を食べていきます。



続いてサーモンフライ タルタルソース添え。



これもコロッケと同じく衣がサクサクしており、中にはしっかりサーモンの身が詰まっています。タルタルソースは大きな具がごろごろ入っているので食感もよく、タルタルソース好きな編集部員は「これだけをずっと食べていたい」とコメントしているほどでした。



鮭とエビのマカロニグラタン。表面のチーズが香ばしく、とにかくクリーミーな1品。鮭やエビは小さなかけらがころりんと入っており、シーフードの存在感はそこまで強くないです。



鮭の使われていないメニュー第二段はマッシュポテト。中にフライドオニオンなどが入っており、ほんのり塩味でした。



どんどんいきます。オムレツの上にサーモンのクリームソース和えがかけられたもの。



オムレツはふわっふわで、スフレのような食感なので、卵料理が好きな人にはたまらないはず。キノコのうまみとサーモンがよくあっており、まさに秋の味覚となっています。



ベジボールはサーモンどころか動物性食品は一切使われていません。食感は柔らかく、コロッケの中身だけ食べているような滑らかさがあるのですが、味は後からピリッとスパイシーさを感じます。中にはグリーンピースやケール、トウモロコシ、ニンジンなどが入っており、低脂肪&低カロリーの食品とのこと。



クリームチーズが添えてあったので付けてみたのですが、合うような合わないような、好みが分かれそうな組み合わせでした。ベジボールは通常10個入り税込499円で販売されているので、気になる人はイケアレストランで試してみるのもいいかも。



ご飯類はこんな感じ。



魚介のパエリアにはサーモンが入っておらず、代わりに野菜とアサリがたっぷり入っていました。ご飯にまでしっかりだしが染みこんでおり、魚介のうまみがしっかり味わえる料理です。



パンは石窯ブレッド・ライ麦クリスプブレッド・アークティックブレッドの3種類があります。



サーモンフライ タルタルソースをパンと一緒に食べると、フィッシュバーガーのような感じになってグッド。



最後はサーモンカレーを食べていきます。



サーモンを入れたカレーは普段あまり目にしませんが……



洋風のカレーとサーモンの組み合わせは予想外にマッチしています。カレーは辛すぎず甘すぎずちょうどいい辛さで、クセもないので、万人受けしそうな仕上がりです。



ここまででかなりお腹がいっぱいだったはずなのに、ご飯と合わせると、どんどん食べ進めていけました。魚くささがほとんどないので、魚嫌いな子どもでも喜んで食べられそうです。



なお、サーモンフェスティバルは9月17日(木)〜9月27日(日)までの11:00〜20:30の間に開催。制限時間は60分で、お店によっては決まった時間からチケットの配布を開始するところや、今回のようにレジで直接購入するところなどがあるので、近くのIKEAはどうなっているのか、ウェブサイトで確認してから訪れるのがベターです。