「ifia JAPAN2006」の会場の様子。(撮影:東雲吾衣)

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食の安全や健康への関心が高まりを見せる中、食品素材や添加物を紹介・展示する「ifia JAPAN2006」(主催・食品化学新聞社)が30日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。同時開催の「ヘルスフードエキスポ」と合わせ、会期中3万人の来場を見込んでいる。6月1日まで。

 今回で11回目を迎える同展は、国内外352の企業や団体が参加。最新の食品技術が大小のブースに並んだ。

 会場では、コンビニエンスストアなどのサラダに使用される野菜用洗浄剤を展示。大手コンビニの生野菜は、水や次亜塩素酸ナトリウムなどで通常6回ほど洗浄されているという。工程の最後に鮮度保持処理をすることで、時間がたっても“シャキッ”とした歯ごたえの野菜が店頭に並ぶ。

 担当者は、洗剤や薬品で野菜を処理した後は流水で洗い流すので、人体に悪影響はないと話し、「薬品を使うことはイメージ的には悪いが、殺菌しなければ食中毒などの問題が発生する」と、生野菜の洗浄や殺菌処理の必要性を説明した。【了】