100円ショップ「ダイソー」を全国的展開している大創産業(本社・広島県西広島市、矢野博丈社長)は8日、全国の「ダイソー」約2400店舗に、有害な鉛を含有していると思われる金属製アクセサリー類を撤去するよう指示、ほぼ完了したと発表した。

 東京都は6日、東京都消費生活条例第9条に基づく「金属製アクセサリー類などに含有する重金属類の安全性に関する調査」を実施。その結果、スーパーや100円ショップなどで売られている金属製アクセサリー類などに有害な鉛を含有しているものがあることが明らかになった。日本には、金属製アクセサリー類などの鉛に関する規制がないため、都は厚生労働省と経済産業省に対して、警告表示を行うなどの対策をとるよう緊急提案した。

 調査対象になったのは、価格が100円から1000円程度で、指輪、ネックレス、ブレスレット、携帯ストラップなど都内で市販されている金属製アクセサリー類76品目。都の発表を受けた大創は7日昼、国内の全店舗に対して疑いのある商品の撤去を指示。ライブドア・ニュースの電話取材に対して、同社の広報は、8日夕方までにはほぼ撤去を完了したことを明らかにした。【了】

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