21日、会見を行う「ライブドア株主被害弁護団」(撮影:徳永裕介)

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証券問題や消費者問題に詳しい弁護士有志が「ライブドア株主被害弁護団」(団長・米川長平弁護士)を結成し、21日、東京都千代田区霞が関の弁護士会館で会見した。弁護団によると、「ライブドアによる虚偽の開示により、投資家は不当に高い株価でライブドア株を取得したことになる」として、9月をめどに法人としてのライブドアとライブドアマーケティング、前社長の堀江貴文被告=証券取引法違反の罪で起訴=ら旧経営陣に対して損害賠償請求訴訟を起こす方針という。
 
 米川弁護士は「首謀者は刑事責任を問われるだろうが、出所後に莫大な利得が残っていては、不正行為はやり得に終わってしまう」と指摘。「二度と同様の被害を出さないことを目指したい」と訴え、ライブドアの虚構解明や株主の被害回復、証券システムの公正を図ることを同訴訟の目的に挙げた。

 被害者説明会は3月5日、東京都千代田区九段南の九段会館で行う予定。【了】

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