24日、東京・秋葉原駅からつくばエクスプレスに試乗する小泉首相。(撮影:吉川忠行)

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東京・秋葉原─茨城・つくば間を最短45分で結ぶ鉄道「つくばエクスプレス(TX)」が24日、開業した。開業初日の夕方、秋葉原駅入り口では通勤や通学の利用客約300人が列を作る大混雑となった。

 秋葉原電気街の視察を終えた小泉純一郎首相も、午後5時30分発の守谷行き快速電車に試乗。同線を運営する首都圏都市鉄道(本社・東京都台東区)の高橋伸和社長から、停止位置の誤差を35センチメートル前後にとどめる精度を実現した新型の自動列車運転装置(ATO)など安全性についての説明を聞きながら、北千住駅までの5駅区間、約10分間の乗車を楽しんだ。

 つくばエクスプレスは、茨城県つくば市の筑波研究学園都市から東京・秋葉原までの1都3県(東京・埼玉・千葉・茨城)、58.3キロメートルを最速45分(快速)で結ぶ。総事業費は約8300億円。運賃は初乗り160円、秋葉原―つくば間は1150円。定期券は23日までに約4000枚を販売した。秋葉原―つくば間は通勤が1カ月4万1400円、通学が同2万7600円。 【了】

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