XFN-ASIAによると、タイ南部ソンクラー県最大の都市ハジャイで3日夜、空港とスーパー、ホテルの3カ所で爆弾が相次いで爆発し、少なくとも3人が死亡、40人が負傷した。空港では、出発ターミナル内で午後8時24分に爆発が起こった。同じころ、市内の仏系大手スーパーマーのカルフールの近くでも爆発が起き、数人が負傷した。もう一つは海岸沿いのホテルの外側でバイクに仕掛けられた爆弾が爆発したが、死傷者はいなかった。
  
  タイ南部ではイスラム系住民が大多数を占め、分離主義者が2004年1月以降活動を活発化させている。今回の空港に対するテロは、公共交通機関に対しては最大のものとなった。タイのタマラック国防相はAFP通信に対し、ハジャイ空港が爆破目標となっていることは数日前につかんでいたとしたが、警備が強化されていたかについては明らかにしなかった。 【了】