角界屈指の人気者、高見盛(36・東関部屋)が、1月27日に引退を表明した。初場所の結果は5勝10敗、来場所の幕下転落が確実となったからだ。しかし、親方へ向けての計画を着々と進めていた“したたかさ”はさすがだ。青森県出身の高見盛は日大卒業後、'99年3月に初土俵を踏み、'00年1月に十両に昇進。四股名も本名の加藤精彦から高見盛精彦とし、仕切りの最後に気合いを入れる独特のポーズで人気を集めた。「“角界の