10名の日本人が犠牲になった、アルジェリア南東部イナメナスの天然ガス関連施設での人質事件。全世界でテロの脅威が叫ばれている以上、今後も在外邦人の安全をいかに確保するかというテーマは避けて通れないだろう。 まず考えられるのは、海外に進出する企業が自前で“護衛部隊”を用意するケースだ。元傭兵(ようへい)でテロ組織に詳しい高部正樹氏は、こう指摘する。 「日本企業にも、いざとい