「失われた10年」を経て入った2000年代も、長引く不況の影響からか景気の良さを体感した人は少なかったのではないでしょうか。中小企業から大企業までを含めたサラリーマンの年間昇給率の過去10年間を見てみると、その平均値は「1.5%」。高度成長期の昭和40年代は10%以上でしたから、それと比較すると現代は働いてもなかなか給料が上がらない時代といえます。ところが、2000年代の初頭、リーマン・ショックが起こる頃までは