福島原発事故からはや8ヶ月。事故発生当時、東電や政府と並び“責任者”として「御用学者」と呼ばれる人たちは激しいバッシングを受けた。しかし、電力利権に巣くい、日本に大損害を与えながら批判を免れている“トンデモ専門家”はまだいる。まずは原発の耐震性を審査するという重要な役目を負いながら、その責を果たせなかった、ある「地震学者」。彼の「責任逃れ」と「電力利権との結びつき」をルポライター・明石昇二郎が