コンビ解散後、快進撃を続ける紳助は89年4月、新たな境地へと進出した。政治や社会事件などを扱う硬派の報道番組「サンデープロジェクト」(テレビ朝日系)のキャスターに抜擢されたのである。求められた役割は、視聴者の代弁者。当初は「お笑いの人間にできるわけがない」と罵られたこともあったが、その予想に反して、長期間在任。04年3月に15年の節目を迎えるにあたり、「華があるうちに」と、紳助みずから降板を申し出たの