ダービー前に暗雲… 前大会王者マンCがまさかの敗退
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今週末にマンチェスター・ユナイテッドとの“マンチェスター・ダービー”を控えるマンCは、キャプテンのヴァンサン・コンパニやエースのセルヒオ・アグエロなど、主力数名をベンチに置きこの一戦に臨んだ。
開始直後にヤヤ・トゥーレの直接FKで相手ゴールを脅かすなど、上々の入りを見せたマンCだったが、ミスから先に失点してしまう。6分、自陣でのフェルナンヂーニョのボールロストから18歳のイングランド人FWロランド・アーロンズにGKウィルフレッド・カバジェロの股の間を抜くシュートを決められた。
何とか嫌な流れを払拭したいマンCは、ステファン・ヨヴェティッチやエディン・ジェコが積極的にシュートを放って行く。21分にはボックス左でボールを受けたヨヴェティッチに絶好のゴールチャンスも、ここは相手の素早い寄せに阻まれた。
一方、控え中心の布陣ながら躍動感溢れるプレーを見せたニューカッスルは、33分にもセットプレーからゴール前に抜け出したポール・デュメットが決定的なワンタッチボレーを放つが、ここは相手GKカバジェロの好守に遭い、前半のうちに2点目を奪うことはできなかった。
迎えた後半もボールを保持して攻勢に出るマンCだったが、運動量で勝る相手のアグレッシブなプレーに手を焼いた。それでも、ジェームズ・ミルナーやアレクサンドル・コラロフが上げる高精度のクロスを起点に何度かゴールに迫るも、前半同様に最後の精度に欠けた。
ホームで負けられないマンCは、60分にヤヤ・トゥーレを下げてヘスス・ナバス、71分にはナスリを下げて切り札のアグエロを投入した。
だが、後半最初のゴールを奪ったのは、またしてもニューカッスルだった。76分、ボックス付近で強引に縦へ仕掛けたムサ・シッソコがボックス左から冷静にゴールネットを揺らした。
その後、試合終盤にかけて猛攻を仕掛けたマンCだったが、守備を固めて逃げ切りを図る相手の守備を最後までこじ開けることができず。本拠地エティハド・スタジアムで痛恨の敗戦を喫した前回王者マンCは、まさかの4回戦敗退となった。
(記事/超ワールドサッカー)
【スコア】
マンチェスター・C 0−2 ニューカッスル
【得点者】
0−1 6分 ロランド・アーロンズ(ニューカッスル)
0−2 76分 ムサ・シッソコ(ニューカッスル)