26日のフィオレンティーナ戦では1-1の引き分けに終わったACミラン本田圭佑選手だが、難しい試合での守備貢献が一定の評価を得ている。

昨今の加熱報道にもやや醒めた感のあるサポーターは、「本田は凄いことを成し遂げているが、今がキャリアハイのペースという印象。これを続けられるかが今後のチャレンジだ。当然、対戦相手は彼のスペースを限定しようとしてくるだろう」と、徐々にマークがキツくなることを試合前に予想していたが、そんな書き込みが的中するような難しい試合運びとなった。

試合中に「本田はACミランのクリスチアーノ・ロナウドだ」「とにかく素晴らしい走り」と興奮気味だったサポーターも、ノーゴールに終わったことでややトーンダウン気味に。「頑張ってたけど実効性がなかった」「本田は守備のサポート役でしっかりやってたよ」といった声が上がっているが、実際サポートが少なかったのか「エルシャーラウィと本田は全く援護してもらえなかった」といった意見も出ている。

また、単調だった試合内容に関して「本田の得点は好きだけど、トーレスへのスルーパスもそろそろ見てみたい」と、他の選手との連携を期待する声もある中、<TUTTO MERCATO>は「右サイドのエンジンとして疲れ知らずの仕事ぶり。前線に何本か有効的なボールが出ていて、守備でのカバーも効いていた」と、本田の守備での貢献を評価。その他の各社メディアも「守備に専念し効いていた」と軒並み及第点を与えた。

インザーギ監督の信頼を勝ち取った本田選手だが、最近では現地ファンの間でも「本田は若手にとって素晴らしい手本となる選手だ。ぜひセリエAで最も成功した日本人になってほしい」と言われるほどの存在となっている。