大相撲九月場所で無償提供された虫除けスプレー

写真拡大

新入幕力士・逸ノ城の活躍などで大盛り上がりとなった大相撲九月場所。その舞台裏で、何よりもお客様のことを考える、日本相撲協会の素敵なおもてなしがありました。

おもてなしが提供されていたのは、ファンが力士の入場を待ち受ける屋外通路でのこと。何とそこには、「ご自由にお使いください」の貼り紙とともに虫除けスプレーの缶が並べられていたのです。

「植え込みへの蚊駆除の消毒薬を散布しました」「なるべく長袖着用など虫さされにご注意ください」「蚊など虫さされにご注意ください」と書き連ねた貼り紙。そこには「蚊からお客様を守らねば」という並々ならぬ決意が滲み出ています。

五月場所の際には行なわれていなかった蚊対策に日本相撲協会が乗り出したのは、言うまでもなく東京で感染の広がりが報告されている「デング熱」を警戒してのものでしょう。

大相撲という基本的に室内で行なわれるイベントの運営者でありながら、観客が喫煙や力士の入り待ちで集合することが多い屋外通路にまで気を配る。しかも、注意を促すだけではなく、駆除の薬剤を散布し、さらに虫除けスプレーを無償で提供してくれる。気が利いてるじゃないですか。お客様本位じゃないですか。

プロ野球でも、感染者が確認された代々木公園からほど近い神宮球場での試合において、東京ヤクルトスワローズが虫除けスプレーを無償提供するという事例がありましたが、それと同じくらいの警戒心をもって両国国技館に訪れたお客を守ろうとしてくれた日本相撲協会。

誰かがスプレー缶を持って帰ってもわからないような無造作な置き方も含め、「採算度外視」「お客様の安全が最優先」という姿勢がよく表れているのではないでしょうか。これなら今後も安心して大相撲観戦ができそうですね。

(文=フモフモ編集長 http://blog.livedoor.jp/vitaminw/