9日に放送された「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、プロテニスプレイヤー・錦織圭松岡修造の熱弁を聞き逃す場面があった。

番組では、全米オープンテニス男子シングルスでの錦織の活躍を特集し、決勝戦のVTRや試合後の記者会見などを振り返った。

スタジオの松岡は「相手を振り回して自分が主導権を得るという勝ち方をしてきました」と、決勝までの試合を説明。決勝については、錦織のボールがコート中央に集まっていることを指摘したうえで、「今度は振り回されるのが錦織選手になってしまう。だから決められてしまう」などと、冷静に分析した。

しかしその後、松岡は試合後の錦織が悔しそうな顔だったことに触れ「『(相手が)最高のプレイをしたからしょうがないよ』と言う人もいます。僕はそうは思わないんです」「相手がいくら良いプレイをしても、最高のプレイをしても、圭が自分自身のプレイができたら勝てる。それは錦織選手自身も分かっているからこそ、あの悔しさになった」などとヒートアップ。さらに「かならずこの悔しさが次のグランドスラムに僕はつながっていくと思います」と錦織への期待を語るなど、熱弁が続いた。

中継先のニューヨークにいる錦織に、司会の古舘伊知郎氏が「今、聞こえてましたか、松岡さんの話は」と質問すると、錦織は「聞こえてましたけど、ちょっと、あの聞いてなかったです」と返答。古舘氏が「内容は把握しているんですね。内容はあんまり聞こえてなかった?」と聞くと、錦織は「内容は、はい。ちょこちょこ」と答え、やや聞き漏らしていたことを明かした。

しかし、錦織は全米オープンについては「2週間戦って決勝までこれたっていうのは、すごい評価できることだとは思いますし、たくさんの経験にこれからつながっていくと思うので、得るものは大きかった」「決勝っていう大舞台で自分の思うようなテニスができなかったというのが、やっぱり今は一番悔やんでますね」などと、松岡の発言とほぼ同じ主旨のコメントを残した。言葉こそ届かなかったが、松岡と錦織の気持ちは同じだったようだ。

11歳の頃に松岡氏が主催するテニス強化キャンプ「修造チャレンジ」に参加している錦織。番組では「修造チャレンジのお陰で世界を目指すことができて、グランドスラムっていうのも小さい頃から意識してやってたので、修造さんの本当にお陰です」と、松岡への感謝の言葉を述べた。

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