「Grill-Pan」サイズ18cn×25cm。本体素材はアルミニウム合金(鋳物)。8,000円(税抜)

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キッチン。毎日使う場所。理想的なキッチンってどんな感じだろう。収容がたっぷりあって、自分の背丈にあったシステムキッチン本体があれば助かる。システムキッチンを導入することが難しいなら、1つで3役こなすようなキッチン用品を探したい。

ところが機能性だけを追求したキッチン用品ばかりだと、楽しくなくなってしまう。意外と同じ悩みを抱えておられる方は、多いのではないだろうか。これなら納得! と筆者が思えるキッチン用品を見つけたので紹介したい。

PanPot株式会社の商品、「Grill-Pan」。7月1日に発売されたばかりの商品で、名前のとおり、グリル料理に適したキッチン用具である。

グリル機能が付いたガスレンジを持っている方が多いだろう。キッチンを整頓したいなら、あえて購入するように思えるかもしれない。それでも筆者が「Grill-Pan」を気に入ってしまった理由がある。

まずは奇麗な焼き目ができること。

プロが焼いたような焼き目は、目に美しく、食欲をそそる。アルミ鋳物(いもの)製で、しっかり熱を伝える肉厚8.5ミリの本体だからこそできる技である。肉、魚、野菜と、いろいろ焼いてみたが、本当においしそうな焼き目が付いてくれるので大満足。なんだか素材の味がもっとおいしく感じるのは気のせいだろうか!?

「Grill-Pan」を気に入った二つ目の理由は、ふたがあること。

筆者はキッチンに、においがこもるのが嫌で、肉も魚もグリルではなく、フライパンでふたをして焼いていた。それなりにおいしく仕上がるように工夫するものの、限界があった。

ところが「Grill-Pan」にはふたが付いている。それも内部に大きな空間があるふたなので、中の調理物がつぶれる心配がない。

お手入れが楽なことも、気に入った理由である。

グリル機能を使って、素材に油が含まれているもの、たとえば鳥肉や脂ののった魚などを焼くと、その後に洗うのが結構大変。「Grill-Pan」の場合、グリルのリブが洗いやすい形状な上に、フッ素樹脂加工の為スポンジでさっと洗える。油が周囲に飛びそうな素材を焼くときも、素材が落ち着くまでふたをすればキッチンの汚れも防ぐことができる。

調理が終わってみると、「Grill-Pan」のくぼみに余分な油がたまっている。ヘルシーに焼いてくれるわけだ。このくぼみに水を入れてふたをすれば、蒸し焼き調理も可能である。

夕方、涼みたくてバルコニーで食事するときなんて、ガスコンロと「Grill-Pan」を用意すれば、卓上バーベキューセットとして活用もできる。結構これが優雅で楽しい。おすすめ商品です。
(W.Season/ 編集プロダクション studio woofoo )