中国メディア・新華網は12日、サッカーW杯開催期間中に全国の公安当局が総額180億元(約2940億円)の違法サッカー賭博を摘発したと報じた。身柄を拘束された容疑者は108人に上った。

写真拡大

 中国メディア・新華網は12日、サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会の開催期間中に全国の公安当局が総額180億元(約2940億円)の違法サッカー賭博を摘発したと報じた。身柄を拘束された容疑者は108人に上った。

 記事は、今年5月以降に江蘇省連雲港市の公安機関が、国外の賭博サイトが中国国内向けにネット賭博を実施していたことを発見したと紹介。とくにW杯期間中にはさまざまな種類のサッカー賭博が盛んに行われていたと伝えた。

 そして、さらなる捜査によって賭博ネットワークが全国にまで広がっていることを突き止めた当局が今月4日、江蘇、広東、福建、甘粛など8省で一斉に取り締まりを行った結果、賭博を運営していた容疑者17人の身柄を拘束するとともに3000万元(約4億9000万円)あまりの資産を凍結したと伝えた

 調べによると、この賭博サイトのサーバーはフィリピンにあり、約6カ月で2億元(約32億円)の利益を上げていたという。(編集担当:今関忠馬)