コッパ・イタリアのチッタデッラ戦で勝利を収めたインテル。FWロドリゴ・パラシオは今シーズンに向け、リミットを設けていない。『スカイ・スポーツ』で、同選手は次のように語った。

「スクデット争いには僕らもいる。難しいことは分かっているよ。たくさんのチームがいる。でも、僕らは試合ごとに考えていかなければいけない」

だが、下馬評でインテルは有利ではない。パラシオもそれを分かっている。より戦力を整えたチームたちがいることを理解しているのだ(「ユヴェントスとナポリが少し前にいる」)。だが、彼は「タイトルを争えるチームは7、8つ」とも話している。

いずれにしても、パラシオ自身は好スタートを切った。チッタデッラ戦では2得点を挙げ、チームを勝利に導いている。

「このゴールはとても重要だ。ストライカーにとって、ゴールは常に重要なんだよ。公式戦が始まり、幸いにも僕はゴールを決めることができた」

ピンツォーロでのキャンプやアメリカツアーでのトレーニングの賜物だろう。だが何よりも、ワルテル・マッツァーリ監督のアイディアや気質の功績だ。同監督はインテルを変えようとしている。

「監督が望むプレーについて、僕らはすごく練習してきた。まだまだ改善が必要だけど、すでに何かが見えていると思う。僕は彼の指揮が好きだ。すごく働くね。これまでと比べて、特に何かを求められたわけではない。去年やってきたこと、ゴールを決めることを求められている」

FWディエゴ・ミリートの復帰、FWマウロ・イカルディとFWイシャク・ベルフォディルの成長を待つ間、パラシオのゴールは非常に重要となる。

「ディエゴはチームにとってとても大切な選手だ。僕らは彼を待っている。違いをつくることができるからだ。でも、マウロとベルフォディルもうまくやれるよ」

インテルは25日にジェノアとのセリエA開幕戦を迎える。元ジェノアのパラシオは、感傷を忘れて試合に集中するつもりだ。

「元チームメートの誰にも連絡はしていない。でも、僕にとっては特別な試合になるね。たくさんの友人がいるし、素晴らしい日々を過ごしたんだ。でも、今はインテルのことだけを考えている。日曜の試合は失敗できない。僕らは良い試合をして、自分たちが高い位置に行けることをみんなに示さなければいけないんだ」