20日のセリエA第21節、ローマ対インテルの一戦は、1−1の引き分けに終わった。満足よりも後悔が強いドローだ。特にローマにとってはそうだろう。

インテルのアンドレア・ストラマッチョーニ監督は「心が動かなかったと言ったらうそになるだろう」と興奮を認めた上で、次のように話している。

「我々はずっと活気があった。ローマは出だしが素晴らしいレベルだったね。それから我々も挽回し、最終的にはドローが妥当だった。確かに一部の選手の不在が響いたね。でも、これでいいさ。後半の4バック? 我々は苦しんでいた。私はこう試合を読んだんだ。改善したと思うよ。(フレディ・)グアリンがリーダー? なれるだろうね。彼は落ち着いて成長しなければいけない」

ストラマッチョーニ監督はMFヴェスレイ・スナイデルのガラタサライ移籍について、マッシモ・モラッティ会長からの正式な通達を待ちたいとした上で、「彼の幸運を祈っている。でも、彼とともにチームがつくられていたことや、彼のような特徴の選手が我々に足りないのは疑いない」と語った。

一方、ズデネク・ゼーマン監督は試合について、このように話している。

「最初の30分はとても良かった。それからは、フィオレンティーナ戦での疲労の代償を払ったね。残念だ。チャンスはあったんだからね。ただ、秩序が足りず、キレも不足していた。私は、前回の対戦よりも良いプレーをしたと思う。だが、君らにとっては結果だけが重要なんだろう」

ゼーマン監督は3位争いを諦めることはないと主張している。

「順位? 我々が外れたとは感じていないよ。(ダニエレ・)デ・ロッシ? 何かしらを間違えた。それから筋肉の負傷があったんだ。水曜のコッパ(・イタリア、インテル戦)に間に合うかは分からない。後半、オフ・ザ・ボールでの運動量が少なくなったのは事実だね」