アントニオ猪木の2012年、東スポ一面登場回数は4回。
っていうか、「猪木迷惑メール騒動」って気になるっ!? あと、先日公表された「猪木はイスラム教」の続報も期待しています。

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日々の生活に活力と話題を提供してくれるスポーツ、そして芸能界。
特に今年はオリンピックもあり、日替わりでたくさんのヒーロー・ヒロインが生まれました。
国内の芸能界・スポーツ界も、事件・ニュースに事欠かなかった1年。
皆さんはいくつ憶えているでしょうか?

さあ、今年も行ってみましょう。
《東京スポーツ1面で振り返る、スポーツ・芸能2012年》
一面で扱われた回数と内容を元に、独断と偏見入れまくりでこの1年をおさらいします。


【特別賞:松井も愛した東京スポーツ】
まず、ランキングに入る前に衝撃のニュースが飛び込んできた。
松井秀喜、引退。

今年の東スポで松井秀喜が1面見出しとして登場した回数は7回。

「松井マイナー契約も」(1月26日)
「松井レイズとマイナー契約」(4月24日)
「レイズ松井をNYが異常警戒」(5月1日)
「マイナー初実戦 松井メジャー昇格手応え」(5月10日)
「松井昇格いきなり豪快2ラン」(5月30日)
と逐一松井の状況を報告してくれていました。
一面ではないですが、昨日の紙面の中でも「ゴジラ松井の引退確率は?」と報じていたばかり。

また、松井自身も東スポ愛を常々語っていて、「東スポのAVがないと生きてゆけない」と公言していたほど。松井秀喜=AVのイメージを作ったのも東スポで、それが松井の(男性からの)好感度を間違いなく高めていました。
2007年には東スポとソフト・オン・デマンドが共催した「AV OPEN」で特別審査員を務め、紙面ではリリー・フランキーとのAV対談も実現。
「リリーさんは女優重視?それとも内容重視?」なんて質問を堂々としている姿が最高でした。
本日の一面にも期待したいところです。


【第5位:ロンドン五輪フィーバー】
4年に一度の世界の祭典、ロンドンオリンピック。
今年の漢字に「金」が選ばれた通り、大量7人もの金メダリストが生まれました。
特に象徴的だったのは「内村金! 王者復活秘話」(8月2日)
エキレビ!での内村航平特集も注目を集めました。

また、金メダルにならずとも、男子サッカーは初戦でスペインを破る大金星。
「スペイン撃破! 日本金星の知られざる舞台裏」(7月27日)

女子卓球も金メダルには惜しくも届きませんでしたが、
「愛泣いた 卓球金王手」(8月6日)と、チーム戦で銀メダルを獲得するなど、日本選手団全体としては大量38個ものメダルを獲得。日本中に大きな感動を与えてくれました。

しかし、さすがは東スポ。普通の切り口じゃございません。東スポと言えば、やっぱり格闘技。
「五輪金候補に新日『1億出す』」(7月25日)
「女子レス強し! 伊調3連覇 小原集大成 金連発」(8月9日)
「新日本プロレスが米満獲得へ“覆面レスラー”」(8月14日)
などなど、レスリング競技の扱いが特に充実。
特に国民栄誉賞に輝いた吉田沙保里選手に関しては、
「父が厳命! 吉田沙保里“国際結婚”」(8月13日)
と、金取り後の婿取りまで検証しています。


【第4位 ダル大活躍、イチロー電撃移籍。いろいろあったメジャーリーグ】
オリンピック以外では、なかなか日本人選手の活躍が報じられない中、一人気を吐いたのがメジャーリーグに活躍の場を移したダルビッシュ。
東スポでは1月19日からなんと4日連続でダルビッシュを一面に起用します。

「ダル史上最高6年6000万ドル」(1月19日)
「ダル不正投球せよ」(1月20日)
「ダル罰金契約あった」(1月21日)
「ダル養育費安すぎ」(1月23日)
という具合に「ダルビッシュと金」の側面から徹底追及! なるほど、今年の漢字が「金」だったこともうなづけます。

夏場は一時期調子を落としたものの、終わってみれば16勝9敗と堂々たる成績。来年の活躍に期待です。
そんなダルビッシュをカモしにたのがイチロー。対戦成績が7打数5安打。打率.714
にもかかわらず、イチロー自身は昨年に引き続き今年も絶不調。
「イチローに米球界引退勧告」(7月11日)
なんて報道が出てしまうほど苦しみます。

ところが、7月24日(日本時間)に衝撃のニュースが飛び込みます。
「イチロー ヤンキース電撃移籍」(7月24日)
あまりの電撃っぷりにエキレビ!でも急遽イチロー特集を組んだほど。

ヤンキースに移籍後のイチローは一転、大活躍。それまで2割台後半だった成績も、ヤンキース移籍後だけを見れば打率.322
シーズン後はFAとなり、去就が注目されましたが、
「イチローSFジャイアンツの破格オファー放棄か」(11月27日)
の報道通り、ヤンキースと2年契約を結びました。
イチローは金じゃ動かない、モチベーションを何よりも大事にすることがわかります。


【第3位:原巨人、3年ぶり日本一……も、不倫騒動に裏金騒動。「清武の乱」の余波続く】
毎年のことなのですが、東スポの1面だけを追いかけていると、プロ野球はどこが日本一になったのかわかりません。でも、野球報道が充実していないわけではないのです。
一体何を報じているのかといえば、やっぱり「お金」について。開幕前は「裏契約金騒動」が物議を醸しました。
「朝日「巨人裏契約金」報道…情報提供はあの男か」(3月15日)
「巨人機密文書流出犯特定 刑事告訴本腰」(3月16日)
「機密文書流出 歴代社長&代表関与直撃」(3月17日)
と3日連続で「巨人と金」の問題を追求します。

さらにシーズン途中には原監督の不倫騒動も勃発。
「原監督1億円不倫報道の裏」(6月21日)
「原監督スキャンダル 中畑監督実名浮上」(6月27日)
「中畑監督釈明会見はウソ」(6月28日)
「原“1億円騒動”で中畑内閣総辞職も」(6月30日)

なぜか「中畑押し」なのがなんとも東スポらしい攻め方と言えるでしょう。


【第2位:東スポはなでしこがお好き】
東スポといえば、プロレス・競馬・野球・誤報、というイメージでしたが、近年はサッカー報道も充実。
特に昨年の「なでしこフィーバー」以来、様々なアングルからなでしこJapanの面々を追いかけています。

「沢世界MVP ロンドン五輪の勝算」(1月10日)
「沢を付け狙うお触り魔」(1月14日)
「なでしこ宮間まさかの告白」(3月6日)
「<サッカー五輪代表発表>沢選考に圧力」(7月3日)
などなど、五輪が始まる前からこの熱の入れよう。
(※沢選手は「澤」の字が正しい表記ですが、ここでは東スポ表記に合わせています)

そして五輪本番が始まれば、
「なでしこ1勝! 川澄&宮間劇弾秘話」(7月26日)
「なでしこ準々決勝ブラジル戦 吉か凶か」(8月1日)
「ブラジル撃破! なでしこ4強陰のMVP」(8月4日)
「フランス撃破! なでしこ決勝で日米決戦」(8月7日)
「なでしこ『銀』 誤審に泣く」(8月10日)
と逐一戦況を報道してくれます。

なでしこ情報が一番充実しているスポーツ紙は東スポ。これが、スポーツメデイアの新常識です。


【番外編:東スポらしい一面はもちろん健在!】
第1位の発表の前に、東スポらしい脱線ネタを。
お色気路線も東スポの重要なコンテンツですが、今年はそれに「テレビ局」を絡めることが多い1年でした。

「鶴瓶も仰天 日テレ局部無修整」(4月3日)
「フジ『ヘア無修整』放送事故騒動」(7月9日)
「さまぁ〜ず大竹チン出し放送事故」(11月6日)

矛先は民放だけじゃありません。
「NHKバカッ恥 4・1全民放と合併宣言で」(4月2日)
と、エイプリルフールネタでずっこけたNHKを厳しく糾弾。メディアの番人としての東スポをアピールします。

また、AKBネタが多いのも東スポの特徴。特に夏場の攻勢は凄まじいものがありました。
「国会大紛糾!! AKB便乗コピー」(2月7日)
「前田敦子AKB脱退の真相」(3月26日)
「<独占インタビュー>前田敦子『ヌードやります』」(7月12日)
「さしこショック! HKT48謎の大量卒業」(8月18日)
「AKB峯岸に迫るジャニーズ大物」(8月20日)
「上海移籍のAKB宮澤襲われる?」(8月25日)
「前田敦子もだまされた!? ニセ板野で大モメ」(9月21日)

ファンの皆さん、今後AKB情報を追う場合は、東スポのチェックもオススメします。


【第1位:今イチ白黒はっきりしなかったオセロ中島騒動】
まずは「話題・人物別:一面登場回数」のランキングを発表します。

1位:オセロ中島(16回)
1位:競馬・オルフェーヴル(16回)
3位:ビートたけし東スポ客員編集長(13回)
4位:ダルビッシュ有(10回)
5位:WBC関連(8回)
5位:なでしこJapan(沢単独は除く)(8回)

東スポの重要なコンテンツの競馬(競技別の一面数では100回と、約1/3が競馬ネタ)・オルフェーヴルを除けば、「オセロ中島騒動」が今年最も東スポの一面を、というよりも世間を賑わした話題でした。

「オセロ中島奪還せよ」(2月14日)
「命の危機!! 猶予なしオセロ中島宅強行突入」(2月15日)
「深刻!! オセロ中島100キロ超」(2月21日)
「オセロ中島『神の計画』全容 福山雅治が危ない」(2月28日)

などなど、なんとも映画のタイトルのような一面が並びます。
この「オセロ中島騒動」のように、今年はスポーツ界よりも芸能界でニュース性のある事件が相次ぎました。でも、目まぐるしく話題が切り替わって行くため、ついつい、忘れがちです。
そこで、東スポ客員編集長ビートたけしが1面でぶった切った話題だけでもおさらいしておきましょう。

「たけし緊急提言 中島今後、松井去就」(3月9日)
「たけし『オイラも危なかった』第2の小林幸子騒動」(4月16日)
「たけし河本騒動斬り」(5月28日)
「たけし爆言『AKB商法』ぶった斬り」(6月18日)
「たけし糾弾『いじめは傷害罪』」(7月17日)
「たけし尖閣斬り『偽のりピーでも投入しろ!!』」(9月24日)
「たけし追悼暴露 勘三郎”恥辱”事件」(12月10日)

月1ペースで世相をぶった切ってくれていますので、この「たけし一面」を見ていくだけでも芸能界の重要トピックスがわかります。
今後スポーツ紙売り場で「たけし」の文字を見つけたらぜひチェックしてみましょう。


さて、2013年の注目は、まだ開幕もしていないのに2012年の掲載回数で5位にランクインしたWBC。どんな斜めからの切り方をしてくれるのかも多いに注目しましょう!
また、2011年は話題の多かった大相撲の一面が、今年一度もなかったのが気になるところ(唯一大相撲に絡められるのは、若貴の母・藤田紀子さんの熱愛報道くらい)。来年の奮起を期待してこの辺で締めたいと思います。
それではまた、2013年の年末にお会いしましょう。皆さんよいお年を!
※記事中の日付は東スポ上の日付です。東スポは日付も合っていません(※発売日よりも1日早い)のでご注意ください。
(オグマナオト)