誤った報道に球児「辛いです」、“残り試合の1軍登板辞退”を否定。

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阪神の藤川球児投手が9月19日、一部スポーツ紙が「今季残り試合の1軍登板を“辞退”」と伝えた内容を公式ブログで完全否定し、「今まで何の為に阪神でプレーしてきたか分からなくなってきました」と悲しみに暮れている。

この報道は、右内転筋痛のため18日に出場選手登録を抹消された藤川投手について、今オフの海外FA権行使の話を絡めながら、一部スポーツ紙が「来季のチーム再建のために自身の1軍枠を若手に譲る考えがあると思われる」と伝えたもの。

これに対し藤川投手は、ブログに「私が発言していない内容が、記事になっていました」と怒りをたたえたエントリーを更新。「そのような記事の書かれ方をしてしまい、とても悲しいし、今まで何の為に阪神でプレーしてきたか分からなくなってきました。故障するのは自分の責任ですが、今まで全力でプレーしてきたのに…。辛いです」と胸の内を明かしている。

そして「私の話し方が悪いのかもしれませんが、『登板を辞退する』とは、発言していません」と報道の内容をキッパリ否定。また、「チームがプレーしている以上、僕もプレーしたいです。でも、出来ない事もあります」と、もどかしい思いを吐露しながら、「ファンの皆様には大変不愉快な思いをさせてしまい本当に申し訳ございません」とお詫びし、エントリーの最後は「こうなってしまって本当に残念でやるせないです」との言葉で締めくくっている。