―イタリアサッカーは危機に瀕しているのでしょうか?

「冗談はやめてくれよ! イタリアはEUROで準優勝したじゃないか。お金がないなら、新しい道を行く方法を示しているんだ。今はより若手に向かっている。それは避けられないことだが、いいことだね。(マッティア・)デストロ、(ステファン・)エル・シャーラウィ、(ファビオ・)ボリーニを興味深く見ている。(マルコ・)ヴェッラッティはPSGで私がかわいがっているよ」

―彼は新しいピルロでしょうか?

「少し違う。もっと短いプレーが多く、ロングボールはあまり出さない。しかし、彼のことをしっかり注目しておくべきだよ」

―後ろでは、チアゴ・シウバがPSGの守りを固めています。

「彼は世界一のDFだ」

―おおげさでは…?

「いや。真実を言ったまでだ。注意力、スピード、空中戦のふみきり、インターセプトのセンスを彼ほど持っている選手はいない。唯一、パーソナリティーが少し足りないというところだが、それは時間とともに得るものだ」

―あなたが追っていたFWアレシャンドレ・パトは、また負傷しました。

「彼のことを思うととても残念だ。再びトップレベルに戻ると信じている。そして、みんなを驚かせてくれるはずだ」

―しかし、何度も離脱しています。

「私には分からない。ただ、2008年に獲得した時点で、リスクは把握していた」

―説明していただけますか?

「パトは非常に速い。だから、筋肉が悲鳴をあげる可能性はある」

―イタリアに戻りましょうか…。

「なぜだ? 私はパリでいいのに…」

―いえ、スクデットの予想をうかがいたかったのですが…。

「そういうことか。では、さっさといこう。本命はユーヴェだ。対抗にミラン、インテル、ローマ、ナポリが並んでいる」

―ローマはすでにインテルを倒しました。何かの兆候でしょうか?

「分からない。私は(フランチェスコ・)トッティがフェノーメノだったと聞いている」

―まさにそのとおりです。

「クレイジーだ。36歳で子供のような熱意を持ってプレーしている。トッティは偉大だ」