新型スカイライナー 山本寛斎が手掛けた車両デザインは2010年グッドデザイン賞を受賞

写真拡大

業績絶好調の要因は?

 京成電鉄(9009)の業績と株価が絶好調だ。

 同社は東京・上野から成田空港までの本線など、東京東部と千葉県で152.3キロメートルの路線を展開している関東の私鉄大手。東京ディズニーリゾーツを運営するオリエンタルランド(4661)の筆頭株主としても有名だ。

 2010年、東京・日暮里から成田空港までを最大時速160キロメートル・最速36分で結ぶ新型スカイライナーの運航を開始し、旧スカイライナーでの所要時間51分から大幅に短縮させている。ちなみに時速160キロメートルは在来線最速とか。

 さて同社の直近の業績だが、2013年第1四半期経常利益は85億7100万円で、前年同期比伸び率はなんと240%にも達した。

 これは関東私鉄大手7社に東日本旅客鉄道(9020)を加えた8社中でトップ。2位の京浜急行電鉄(9006)を60%以上引き離してダントツ。金額自体も多く、第1四半期時点の売上高規模でほぼ同水準の相鉄ホールディングス(9003)の2倍以上、売上高で京成の1.6倍以上になる京王電鉄(9008)とほぼ同水準となっている。

 スカイライナーやオリエンタルランドなど好調の原動力はいろいろあるが、新しい動きとして注目すべきは今年5月に開業した東京スカイツリー、そしてLCC(格安航空会社)。最新トレンドスポットとトピックからの恩恵を効果的に享受している。次ページ以降で、それぞれについてくわしく検証してみたい。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)